結婚生活の将来へのご不安について
怒られてピリついてばかりの結婚生活に、今後将来的に不安を抱いています。かなり酷い結婚生活です。
自分と妻の二人暮らしで、妻の実家が徒歩圏内であり、平日の夕食をはじめとして喧嘩になった際の仲裁など、日頃迷惑ばかりかけています。
自分は物事の理解力がなく、相手の言ったことに対して回答がズレることがあり、会話が噛み合わないと妻をイラつかせてばかりいます(妻は頭の回転が早く、物事の呑み込みが早いです)。
※変な言い訳をすると怒りを助長させることもあればとにかく自分が原因で喧嘩になることが多いので、とりあえず謝るのが習慣になっておりますが、それが話を最後まで聞かずに返すこととなり、人の話を聞かないやつと認定されています。喋りたくないと言われるときもあります。
自分はアスペルガーの気質があり、会話の瞬発力や語彙力などコミュニケーション上問題があることを自覚しています(コミュニケーション能力が自分と妻で差があります)
気になることなど何か考え事をしているとき(特に怒られた直後やその他悩み事があるとき)は空想に耽ることが多く、目の前で起きていることに集中できないことがしばしばあります。
結婚して三年目ですが、二年間妻と二人で出かけたことはほぼなく、それは喧嘩して空気が悪くなってその日が終わることが多いからです。
この一年間は、とにかく喧嘩になるきっかけを減らしたく、嫌な空気になるくらいならもう妻と出かけなくていいやと内心考えてしまっているくらいです。
※基本出かけるときは義母と一緒で、それでなんとか関係を保てています。
どこかのタイミングで離婚を突き付けられるだろうと腹を括っており、心の準備はしています。
どんどん結婚生活のモチベーションが下がっていくのをなんとかしたいです。どうすれば建て直せるでしょうか。
(ニックネーム: くるりん)
2026年7月27日
31歳
男性

- 臨床心理士
- 公認心理師
★カウンセラーとして約15年の経験を持ち、子ども・若者支援や医療分野で心理検査・カウンセリングを行ってきました。
■ユースサービス協会(約2年)
・若者の引きこもり支援、居場所づくりを担当。
■スクールカウンセラー(約5年)
・小〜高校生の悩みに寄り添い、「変わりたい」「挑戦したい」気持ちをサポート。
・同時に幼児健診や診療所で、発達相談・子育て支援にも従事(約3年)。
■精神科病院(約5年)
・認知症・依存症の治療に関わり、心理検査・個別/集団カウンセリングを実施。
\カウンセリングのスタイル/
・認知行動療法をベースに
・考え方を柔らかく・行動を前向きに
・感情の整理、ストレス対処、自己主張の練習も取り入れます。
あなた自身の「力」や「魅力」を引き出しながら、よりよい未来へ、一緒に歩んでいけるカウンセリングを目指しています。
恋愛相談員の回答
脳の特性と奥様との関係性の理解と、今すぐ取り組める具体的なアプローチのヒント
はじめまして。公認心理師・臨床心理士のまいです。
この度はメールをいただき、ありがとうございます。
日々、張り詰めた空気の中で気を遣い続け、本来一番安心できるはずのご自宅でピリピリした環境に耐えておられること、本当に心身ともにすり減る毎日だとお察しいたします。
そんな厳しい状況にあっても、この結婚生活を「どうにかしたい」「建て直したい」と前向きに考え、こうして私を頼ってメールを送ってくださったこと、本当に素晴らしいことと思います。その「変わりたい」というお気持ちこそが、現状を変える一番大きなエネルギーになるはずです。
メールでのご相談という性質上、直接お会いしてお話を伺うわけではないため、どうしても私の推測や見立てが含まれてしまう部分がございます。その点はどうかご了承いただけますと幸いです。それでも、くるりん様の心が少しでも軽くなり、今後の生活の役に立てばという思いを込めて、精一杯お答えさせていただきますね。よろしくお願いいたします。
くるりん様がご自身の特性(ASD気質、理解力や瞬発力の課題、ストレス時の空想など)をこれほど客観的に自覚されているのは、実は現状を建て直すための強み(リソース)です。
心理師の視点から、脳の特性と奥様との関係性を紐解き、今すぐ取り組める具体的なアプローチを提案させていただきますね。少しでも参考にしていただける部分があれば幸いです。
■ 脳の特性から見る「すれ違い」のメカニズム■
1.「とりあえず謝る」は脳のフリーズ(防衛反応)
怒られた時、くるりん様の脳は過剰なストレスでキャパシティをオーバーし、これ以上の攻撃を避けるために「謝る」という最短の防御行動をとっています。しかし、頭の回転が早い奥様側からすると、「内容を理解した上で謝っている」と誤解するため、「わかっているのに直さない=話を聞いていない」というさらなる怒りに繋がっている可能性が高いかもしれません。
2.空想(マインドワンダリング)は心の避難シェルター
怒られた直後に上の空になるのは、脳が現実のつらさから一時的に距離を置こうとする防衛反応のようなものです。決して不真面目だからではありません。
■ 今日からできる「関係の建て直し方」■
カウンセリングの現場でもよく提案する、無理のない3つのステップです。
1.「言葉」ではなく「視覚(テキスト)」で会話する
ASD気質がある場合、耳から入る情報(聴覚情報)の処理や、口頭での瞬発的な会話はとても苦手なことが多いようです。
対策としては、大事な話や、喧嘩になりそうな時は、「口頭ではなく、LINEやメモでやり取りさせてほしい」と提案してみてくださいね。「責められていると感じると頭が真っ白になって言葉が出なくなるから、文字でしっかり考えて返したい」と事前に伝えておくのがポイントだと思います。
2.「理解のズレ」を前提にする
会話のキャッチボールを急ぐのをやめましょう。
対策としては、奥様に何か言われたら、返す前に「今のは、〇 〇という意味で合っている?」と確認する1ステップを挟むことをお勧めします。ズレていたらその場で奥様が修正してくれるでしょう。「ズレたまま回答して怒られる」より、「確認して直してもらう」方が奥様のイライラは圧倒的に少なくなります。
3.義理のお母様を「通訳」として巻き込む
今、お義母様が間に入ることで関係が保てているのは素晴らしいことです。
対策としては、お義母様に「妻のことは大切にしたいが、自分のコミュニケーションの特性(頭が真っ白になる、ズレてしまう)のせいで傷つけてばかりで悩んでいる。どう対応するのが彼女にとってベストか、アドバイスをくれないか」と、自分の取扱説明書を作るための相談をしてみてくださいね。
■ まいからのメッセージ■
結婚生活のモチベーションを取り戻すには、まず、くるりん様の「心の安全(怯えなくていい状態)」を確保することが最優先だと思います。今の状況は非常にエネルギーを消耗する状態ですので、ご自身の体調を一番に労ってあげてくださいね。まずは「会話のスピードを落とすこと(確認を挟む)」と「文字でのやり取り」の2つのうち、ご自身が試しやすいと感じる方から、少しずつ意識をしてみていただければ幸いです。
くるりん様の心が少しでも軽くなることを、心より願っております。
公認心理師・臨床心理士
まい
回答した恋愛相談員
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