今の喪失感をどう乗り越えればいいのか整理がつきません。
2年付き合った彼女と先日別れました。覚悟はしていたものの、想像以上の喪失感に苦しんでいます。
別れの原因は、4月から激務になった彼女と、これまで通りの交流を求めた私との温度差です。自分なりに彼女を支えたくて毎週車で迎えに行っていましたが、週に数十分しか会えず、私の「話したい」という思いが強くなってしまいました。
別れる一週間前には、彼女の負担を顧みず「業務的な送り迎えのようで会っている意味がない」と心ない言葉をぶつけてしまいました。当時、私は怪我で休業中でお金に余裕がなく、彼女に美味しい食事をご馳走することもできず、ただ会うことしかできなかった自分への焦りもあったのだと思います。その結果、彼女に負担をかけ、「好きか分からなくなった」と言われ別れに至りました。
自分の振る舞いが正しかったのか、あの時どうすればよかったのか、そして今の喪失感をどう乗り越えればいいのか整理がつきません。客観的な視点から、アドバイスをいただけないでしょうか。
(ニックネーム: A・K)
2026年7月6日
26歳
男性

- 臨床心理士
- 公認心理師
★カウンセラーとして約15年の経験を持ち、子ども・若者支援や医療分野で心理検査・カウンセリングを行ってきました。
■ユースサービス協会(約2年)
・若者の引きこもり支援、居場所づくりを担当。
■スクールカウンセラー(約5年)
・小〜高校生の悩みに寄り添い、「変わりたい」「挑戦したい」気持ちをサポート。
・同時に幼児健診や診療所で、発達相談・子育て支援にも従事(約3年)。
■精神科病院(約5年)
・認知症・依存症の治療に関わり、心理検査・個別/集団カウンセリングを実施。
\カウンセリングのスタイル/
・認知行動療法をベースに
・考え方を柔らかく・行動を前向きに
・感情の整理、ストレス対処、自己主張の練習も取り入れます。
あなた自身の「力」や「魅力」を引き出しながら、よりよい未来へ、一緒に歩んでいけるカウンセリングを目指しています。
恋愛相談員の回答
A・Kさんへ。26歳の今、この苦しみをこれからの糧に変えていくために
26歳という、仕事でもプライベートでもこれからの基盤を作っていく大切な時期に、怪我と失恋が重なったのは本当に大きな試練でしたね。
少しでも今の苦しみが和らぎますように、心を込めてメッセージを差し上げます。
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20代半ばという時期。
社会人として責任が重くなってくる時期、将来を真剣に考え始める時期です。
そんな中での怪我による休業、そして2年連れ添った彼女との別れは、A・Kさんにとって大きな痛手だったと想像します。
一般的に、男性にとって、26歳という働き盛りで仕事ができない状態になること、そして経済的に彼女を喜ばせられないという状況は、自信やプライドを奪う出来事です。あの時、A・Kさんが焦りや寂しさを募らせていたのは、自然な心の動きでした。
心理師まいの視点から、当時のA・Kさんと彼女の間で起きていたことをまとめてみました。
A・Kさんの気持ちの整理に役立ててればと思います。
◆ 1. 26歳のA・Kさんが直面していた「二重の焦り」
当時のA・Kさんは、ただの失恋ではなく、二つの大きなストレスに同時にさらされていました。
・ 怪我・休業による「社会的焦り」:
同世代がバリバリと働いていた中での休業。経済的な余裕もなくなり、「男として、彼氏として、彼女にしてあげられることが制限される」というやるせなさがあったと思います。
・ 彼女の激務による「孤立感」:
4月から始まった彼女の激務。週に数十分の送り迎えしか接点がなくなり、自分の社会的な不安を埋めてくれる唯一の存在(彼女)とも満足に話せないことで、心細さが限界に達していました。
一方で彼女も、激務による疲労で、周囲を思いやる「心の余白」が空っぽに近い状態だったのでしょう。お互いが限界だったからこそ、すれ違いが起きてしまったということですね。
◆2.あの時の言葉は、A・Kさんが必死に踏ん張った証
別れの一週間前に伝えてしまった言葉について、ご自身を激しく責めていらっしゃいますね。でも私は、あの言葉こそが、当時のA・Kさんが極限の状況の中で、限界まで必死に耐えて、踏ん張った結果の姿だったのだと感じています。
怪我による休業、経済的な焦り、同世代への引け目……それほどの大きな不安を一人で抱えながら、大好きな彼女の前では決して弱音を吐かず、男として、彼氏として、凛として立とうと必死にプライドを保ち続けていたのですよね。
そんな張り裂けそうなプレッシャーの中で、毎週車を出して彼女を迎えに行き続けた。それ自体が、26歳の男性として、本当に信じられないほどの踏ん張りだったと思います。
あの言葉は、彼女を傷つけたかったからではなく、「これだけ苦しい状況でも、彼女のために男らしくありたい、力になりたい」と、A・Kさんが極限まで自分を律して踏ん張ってきたからこそ、最後に溢れ出てしまった悲痛なSOSだったのではないでしょうか。
大好きな女性の前で最後まで崩れず、必死に耐え抜こうとしたA・Kさんのその強さと不器用なほどの誠実さを、私は心から肯定 したいですし、どうかご自身でも認め、労ってあげてほしいなと思います。
◆ 3. これからのA・Kさんを支える3つの処方箋
今の喪失感は、それだけA・Kさんが彼女と誠実に向き合い、本気で愛していた証拠です。この痛みとじょうずに付き合っていけるよう、以下のことを意識して過ごしてもらえればと思っています。
そして、これからのステップをまとめてみました。
参考にしていただける部分があれば幸いです。
1. 「何もできなかった自分」を責めない:
毎週車で迎えに行っていた行動そのものが、当時のA・Kさんにできる最大限の愛情表現でした。お金はなくとも、時間と体を使って彼女を支えようとしたご自身の優しさを、どうか誇ってください。
2. 今は「自分軸」を取り戻す時間にする:
彼女の気持ちをどうにかしようとするのではなく、まずはA・Kさん自身の生活(体の治療、リハビリ、仕事への復帰)に全エネルギーを注ぎましょう。不安でも明るい未来を信じてコツコツ取り組む力が、自然と喪失感を埋める物事や出会いを呼び込んできますよ。そして、自分が自立し、心に余裕を取り戻すことが、誰かを幸せにする土台にもなります。
3. この経験を「大人の男性」へのステップにする:
「相手が限界の時にどう引くか」「自分の弱さをどう伝えるか」を学んだ今のA・Kさんは、2年前よりも確実に深みのある人間に成長しています。この失恋は、A・Kさんがこれからさらに魅力的な男性になるための、人生の大きな転換点です。
これだけの経験をしたので、辛くて当然です。つらさは心のSOSです。つらい時は、無理に男らしく、明るく振る舞う必要はありません。今はただ、「寂しいな」「悔しいな」という感情をそのまま受け止めてあげる時間も大事にされてくださいね。A・Kさんの心が少しずつ回復していく過程を信じて、ずっと応援しています。
回答した恋愛相談員
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