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「母と同じにはできない」―― 介護の押し付けに悩む娘の本音

母が亡くなったあと、洗濯以外の家事が全く出来ない父に食事や、体調管理等気をつけて生活しています。
父は高齢のため、時々、夜中に寝ぼけてキッチンで何かを食べていたりします。
少し認知症が入っているかもしれないです。

弟が居ますが、弟は私に対して、父への対応の仕方が悪いといいます。
ですが、私が怒ったりするのは、この家はあんたの家じゃないとか、自分だけ犠牲になってると思ってるだろ等の言葉を投げかけてくるからです。

母が外出する時は、食事等用意して行った、帰りの時間を伝えて行った等言われたりしますが私は母とおなじにはできません。
私が悪いと言われることが多く、弟の言うことも分かるけど、仕事しながら、父の為に買い物や食事等負担になっています。
弟はまだ介護をしてる訳じゃないといいます。
でも、私には負担も心配事も大きいです。地方から実家に帰ってきて、私の部屋がなかったことや、父が心無い言葉を言うことに私は耐えないといけないでしょうか?
(ニックネーム: きゅんちゃん)

女性

2025年3月22日

57歳

女性

森田 陽子

カウンセラー

森田 陽子

  • メンタルヘルス・マネジメントⅡ種 ラインケアコース
  • メンタルケア・スペシャリスト

<資格>
行政機関の「女性のための電話相談員」
メンタルケア・スペシャリスト、メンタルヘルス・マネジメントⅡ種 ラインケアコース、
夫婦カウンセラー、高齢者コミュニケーター、認知症介助士、生前整理・整理収納アドバイザー、マリッジアドバイザーなど

<経歴>
大阪外国語大学(現大阪大学)卒/外資系企業勤務をへて英会話講師、翻訳の仕事に携わる。
行政機関の「女性のための電話相談員養成研修」で2年半カウンセリングを学び、2001年から電話相談に携わる。
DV、デートDV、離婚、恋愛、子育て、介護、母娘問題などに対応。

コーチトレーニングプログラム2年終了。2004年(一財)生涯学習開発財団認定コーチ資格取得。
留学、転職、キャリアアップ、時間管理、人間関係改善、終活などに対応。 
DV防止啓発ファシリテーター養成、賢い患者になるためのコミュニケーション、グリーフケアなど学び、
主に女性を支援。カウンセリング・コーチングで電話・面談・メール相談歴20年以上。
母娘問題研究家として電子書籍を出版。

恋愛相談員の回答

父の暴言と私に説教する弟――ひとりで抱え込んでつぶれる前に専門家との連携を

ご相談いただきありがとうございます。心理カウンセラーの森田陽子がお答えいたします。

お仕事をしながら、高齢のお父様の生活を支えておられるとのこと、本当にお疲れ様です。毎日の家事や介護の負担、弟さんとの関係の難しさなど、とても大変な状況の中で、あなたは一生懸命がんばってこられたのですね。心中お察しいたします。

まず、あなたに負担が集中していることから考えてみましょう。

お母様が生前、お父様の世話をしていたことから、「娘であるあなたがやるのが、当たり前」となっていませんか?
本来、介護は家族全員で支え合うものであり、一人に押しつけられるものではありません。だから、あなたが「介護をやるのが当たり前」ではありません。
「母がやっていたから、娘もやるべき」 という考え方は、ジェンダーバイアスの影響かもしれません。あなたご自身も「自分がやるのが当たり前」ではなく、「どうしたら分担できるのか」 を考えてみましょう。

つぎに、弟さんが「支える側」ではなく「批判する側」に立っていることを考えてみましょう。
弟さんが「もっとこうすればいい」と言うのは簡単ですが、実際にやるのは大変なことです。
弟さんが「批判する側」にいるのは、「母親がやっていたことを姉(あなた)が引き継ぐのが当たり前」という意識があるからでしょうか。もしそうなら、「介護は女性がするもの」 という社会的な刷り込みの影響かもしれません。

弟さんの言う「まだ介護をしてる訳じゃない」は、食事介助や排せつ介助がないからという意味でしょうが、それは相談者さんの現状を理解していないことからくる発言だと思います。献立、買い物、夜間の飲食など健康管理面での配慮、認知症かもしれないお父様への対応など精神的負担はかなり大きいと見受けられます。そういったことが見えていない弟さんとは、心配のレベルも大きく違うわけです。弟さんは、あなたが主として介護しておられるから、あなたほど責任も感じず、心配もしていないと思えます。長年、お父様と一緒の暮らしの中でできた暗黙のルール、性格の違いなども関係していると思います。

そういう弟さんに問題意識を持たせ、かつ介護の負担を分かち合うためには、「あなたには何ができる?」 と問いかけてみる必要があります。

「私は仕事をしながら介護をしていて、正直負担も心配も大きい。でも、私だけでは難しい部分もあるから、あなたも協力してほしい」
このように伝えることで、弟さんも 「批判するだけでなく、何か行動をする」 という意識を持てるかもしれません。今後、今よりもっと深刻な事態になることも予想されますので、今から話し合うことをおすすめいたします。

あなたは家族のためにがんばっていますが、それによってあなた自身がつぶれてしまっては意味がありません。ひとりで抱え込んだり、耐えたりすることはありません。

お父様の心無い言葉にも傷つかれているのですね。お母様が亡くなられて地方からご実家にわざわざ帰ってこられたのに、ご自分の部屋がなく、「この家はあんたの家じゃない」と言われたとのこと、心が痛みます。「自分だけ犠牲になってると思ってるだろ」は、お父様の負い目から出た言葉かもしれませんが、これだけがんばっているのに、どうしてそんなことを言われなきゃならないのかと悲しくなってしまいますね。ストレスがたまり、やる気が失せてしまっても不思議はありません。
お父様の心無い言葉に耐えなくてもいいと思います。ただ、返し方を工夫しましょう。相手の感情に影響されずに「そんなことを言われると、私は悲しくなる」と主語を私にして気持ちを伝えてみましょう。

「これは認知症の影響かもしれない」「本人は悪気がないのかも」と少し距離を取る ことで、心が楽になることもあります。悪気がないから何でも許されるものではありませんが、ストレスがたまりますね。支える側も傷つき、余裕がなくなり、感情のコントロールが難しくなります。
介護では、いちばん世話をする人が、いちばんに暴言を吐かれることが多いのです。

介護は 「長期戦」 です。先が見えません。だからこそ、許容範囲を超えているのに無理をすることのないようにしてください。
お父様のかかりつけ医や地域包括支援センターに早めに相談してみるのもおすすめです。
あなたの負担を減らし、弟さんとも協力してながら、対応していけることを願っています。
「娘だから」「姉だから」「女性だから」ではなく、「人として、自分の人生を大切にしていい」 ということを、忘れないでくださいね。

回答した恋愛相談員

森田 陽子

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