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母の依存的な言動に気持ち悪さや苛立ちを感じてしまう。

 母の言動に対し、気持ち悪さや苛立ちを感じてしまいます。具体的には小さなことなのですが、例えば、家で夜ご飯を食べる時に「一緒にご飯を食べられると嬉しい」と言ったり、数日すれ違いが続くと「〜日間顔を見てないけど元気かな」といったLINEをくれること、天気についてLINEをくれること、夕食後に欠かさず紅茶を淹れてくれたり、私が勉強していても雑談で話しかけてきたりすることや、いつも一人でにこにこしていることです。
それに対し、私は読書や勉強をしている時などあまり話しかけてほしくないタイプ(父も同じ)で、紅茶の種類や今日の出来事など意味のない会話で邪魔されると煩わしさを感じてしまいます。母は話すのが好きで、私と父が本やパソコンに向かってしまうと可哀想だと思い、話を聞くのですが、どうしても「我慢して聞いてあげている」という気持ちになってしまいます。母との雑談を心から楽しいと思うことができず、苦笑いや時にはつっけんどんな返答が出てしまいます。かといって、夕飯の後もすぐに部屋に引っ込んでしまうと少し可哀想です。しかし憐憫のような気持ちが混ざっている自分も傲慢で心底嫌になります。
また、気持ち悪さについては、ウェットな発言やいつもにこにこしていることに対し、一人の時間を楽しめないのかという不安定さや構って欲しさのようなものを感じてしまうからです。また、娘に「〜してあげる」ことに依存しているのではないかという気持ち悪さも感じてしまいます。
ここまで長々と葛藤を書いてきましたが、本当は母のことは好きなはずですし、純粋に会話を楽しめたら良いのにと苦しいです。同じ家にいながらも、お互い自立した関係として良い距離感で動き、その上で母の好意や行動に感謝できるようになりたいです。どうしたら良いでしょうか、アドバイスを頂けたらとても嬉しいです…。

女性

2018年5月22日

23歳

女性

森田 陽子

カウンセラー

森田 陽子

  • メンタルヘルス・マネジメントⅡ種 ラインケアコース
  • メンタルケア・スペシャリスト

<資格>
行政機関の「女性のための電話相談員」
メンタルケア・スペシャリスト、メンタルヘルス・マネジメントⅡ種 ラインケアコース、
夫婦カウンセラー、高齢者コミュニケーター、認知症介助士、生前整理・整理収納アドバイザー、マリッジアドバイザーなど

<経歴>
大阪外国語大学(現大阪大学)卒/外資系企業勤務をへて英会話講師、翻訳の仕事に携わる。
行政機関の「女性のための電話相談員養成研修」で2年半カウンセリングを学び、2001年から電話相談に携わる。
DV、デートDV、離婚、恋愛、子育て、介護、母娘問題などに対応。

コーチトレーニングプログラム2年終了。2004年(一財)生涯学習開発財団認定コーチ資格取得。
留学、転職、キャリアアップ、時間管理、人間関係改善、終活などに対応。 
DV防止啓発ファシリテーター養成、賢い患者になるためのコミュニケーション、グリーフケアなど学び、
主に女性を支援。カウンセリング・コーチングで電話・面談・メール相談歴20年以上。
母娘問題研究家として電子書籍を出版。

恋愛相談員の回答

話し好きは個性。巻き込まれないよう自分の境界線を意識すること。

お悩み桃子 さま

はじめまして。エキサイトお悩み相談室の森田陽子です。
お母さまの言動に気持ち悪さや苛立ちを感じておられるとのこと、同じ家にいるわけですから
避けにくいですね。お母さまの言動に最初に違和感をもたれたのは、いつごろでしょうか? 
長い間、がまんなさってこられたのでしょうね。お察しいたします。 

お悩み桃子さまが既にお気づきのように、「いま」が「適切な距離をとるタイミング」です。
毎日の小さな出来事には、お互いの価値観や行動パターンの違いがはっきりと表れます。
それが許容範囲を越える、つまり自分を守るための適切な境界線を越えると問題が発生します。
適度な距離を保ち続けるには、お互いの価値観を尊重しつつ、境界線を越えないことが必要です。
お悩み桃子さまが我慢なさっておられるということは、ご自分にとっての心地よい空間を確保できず、
雑談で時間を奪われ、感情面での影響を受け、おまけに相手の責任まで背負っているということです。

お悩み桃子さまがお母さまに無理してつきあうのは、お悩み桃子さまの優しさであり、かわいそうという思いなのですね。それに、「やらされ感」も強いという印象を受けます。
「本当は母のことが好きなはず」とは「いまは、そう思えない」、「母の好意や行動に感謝できるようになりたい」とは「いまは、感謝できていない」あるいは「迷惑」とさえ思っているということ。
まずは、正直な「いまの気持ち」をしっかりと受け止めましょう。
つまり、いまの立ち位置の確認。「同じ家にいながらも、お互い自立した関係として良い距離感で動き、その上で母の好意や行動に感謝できるように」というゴールに向かって行動するための最初の一歩です。

つぎに、お母さまの行動への対応の仕方を考えてみましょう。
・「『一緒にご飯を食べられると嬉しい』と言われること」
毎回のように言われるから、気持ち悪いのでしょうか? 言葉自体は何の問題もなさそうですが、言葉以外のメッセージからベタベタ感、押しつけがましさを感じておられるのでしょう。また、その言葉に「家族団欒はすばらしい」「一緒にご飯を食べないのは罪」「感謝して食べるべき」というメッセージも貼りついていると感じるのかもしれませんが、お母さまの真意はわかりません。お悩み桃子さまは感受性の豊かな方のようなので、そういうネガティブなメッセージも受け取ってしまうのではないでしょうか?
しんどくならないようにするには、言葉だけを額面通り受け取り、聞き流すこと。

・「数日すれ違いが続くと『〜日間顔を見てないけど元気かな』といったLINEをくれること」
最近は、若い女性が巻き込まれる事件が多いので、娘を心配するのは自然な情愛であると思えば、この程度は許容範囲かもしれません。お天気の話も、お母さまにしたら控えめで無難な話題。スルーするとお母さまは不安を取り除こうとして、さらにお悩み桃子さまの答えを求める行動に出るという悪循環になりがち。予防策としては、あらかじめ予定を伝え、過剰な心配をさせないようにすること。メモを残すだけでも効果的。予防は、手間もストレスも少なくて済みます。予定は変わることもあるので、そのへんは適当にざっくりと。境界線は引きつつ、同じ家の住人としての「安全確認」と割り切りましょう。

・「夕食後に欠かさず紅茶を淹れてくれたり」
毎回、無理してつき合うより、「今日は、いらない」とか、「コーヒーにする」とか、「部屋に持って行く」と軽く言いましょう。「かわいそう。つき合わねばいけない」と思うと自己犠牲的になり、「かわいそうな私」と自己憐憫に陥ります。そう思わせる原因が、お母さまの側にあるのでしょうか?
お悩み桃子さま側にも「母に悲しい思いをさせてはいけない。話を聞いてあげなければいけない」という思い込みがありそうですね。この思い込みを外せれば、ラクになれます。

・「私が勉強していても雑談で話しかけてきたりする」
「紅茶の種類や今日の出来事など意味のない会話」で邪魔されたくないのですね。
お話するのが好きな方は、ただ自分の話を聞いてほしいので相手の都合を考えないことが多く、
したがって悪気もありません。邪魔になっていると気づきもしていません。
だから、「いまは勉強に集中したい」「明日、提出するレポートがあるので時間ない」とハッキリ言いましょう。興味のない雑談につき合うのは苦痛でしかなく、心から楽しめないのは当たり前のこと。動物の毛づくろいみたいなものだと考えて、5分か10分など時間を決めて切り上げましょう。

・「いつも 一人でにこにこしていること」
にこにこしているのは朗らかで明るいとイメージですが、お悩み桃子さまが違和感を持つなら不自然さがあるのですね。「母親は家庭の太陽。いつも笑顔でいるべき」と、他の感情を抑え込み、にこにこ仮面をつけているなら怖いです。それは感情をコントロールしていることにはなりません。いつか抑え込んでいた怒りや悲しみが爆発します。感情をコントロールするとは抑え込むのではなくて、喜怒哀楽を感じ適切に表現することです。お悩み桃子さまも、気持ちを抑え込んでいるようですね。「苦笑いや時にはつっけんどんな返答」ではなく、「(私は)〜で苦しいです」「〜と感じます」というように自分の感情を素直に表現してみましょう。

お悩み桃子さまは、お母さまの感情の責任を持つことはありませんし、ケア役割を無理に引き受ける必要もありません。お母さまの課題は、お母さまの取り組むべきものです。
長年、家族のお世話役割を担ってきて、「自分のことはいつも後回し」にしてきて、何が好きなのか、何をしたいか自分自身のことがわからない女性も多いです。
「趣味が、家族のお世話」であれば依存的になりがちで、好意、親切に名を借りた支配もあります。善意に応えようとすると、お悩み桃子さまが支配から抜け出せなくなってしまう可能性も大です。
まれに、母親は天然なだけ、頭の切れる娘が深読みしているというケースもあります。もし、自分自身にプレッシャーをかけすぎているなら、その点も気をつけましょう。

いずれにせよ、話し好きは個性ですし、お母さまが変わるには時間がかかると思います。
お母さまが家族とは別の外の世界を充実させたとしても、そのことを話したいと思われますよね。
ここは、お悩み桃子さまが行動の選択肢を増やし、新しい習慣をつくりましょう。
この経験で身に着けたスキルは、これからの人生で大いに役立ちます。
トライ&エラーでやってみましょう。

森田陽子

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