義姉とトラブル/兄が距離を取ると言ったが、放置していいか?
兄のことで切実に悩んでいます。私は既婚で実家を出ています。兄も独り暮らしをしておりましたが、昨年結婚して互いの実家の近くに住んでいます。兄が結婚するまでは、兄は両親のところにもたまに帰ったり、祝い事などで実家から離れた私の住まいにも来てくれたりするのが当たり前でした。帰省した際は、よく明け方近くまで色んな話をして仲が良い兄妹と思っていました。しかし、兄が結婚式を終えてから関係が崩れてきてしまいました。式の2週間後くらいに兄から電話がありました。内容は「式では、義姉や親族へ主人の紹介がなく、(私夫婦と両親は)挨拶もせず、礼節を欠いていた」「義姉は祝福されていないと感じている」「新婚旅行の土産の箸は、自分達の新生活で使う為に購入したものだが義姉が気を回してこちらに渡した」など、こちらに対しての苦情でした。当時私は二人目を妊娠しており、式の翌月出産を控えておりました。幼い長男も式に参加したため、気もそぞろだったのもあったかとは思いますが挨拶はしていますし、兄夫婦の結婚も心から祝福しています。謝罪と祝福している旨を話したものの箸に関しての苦情は釈然としません。土産として貰ったもので兄夫婦が使うつもりだったなんてことは知らず、まるで奪ったかのように後から聞かされて…。その後両親が兄から言われたのは、「暫く距離を置きたい」ということでした。両親が結婚前から兄、義姉と会いたいと言っても忙しいからと何度も断られ、結婚式で顔を合わせたのは4回目。家庭に事情を抱えているが、聞いてはいけないと兄から言われていたのもあり、義姉がどんな人なのかすらよく分かりません。両親も、結婚前から避けられてる印象はあったようです。両親が兄に「家族なのだから素直に隠さず話して欲しい」「お中元など送りたいので義姉の実家の連絡先を教えて欲しい」と言っても姿勢は変わらず連絡先も知らないとかわされたそうです。せめて距離を置きたい訳を知りたいのに一切説明がないため、私も両親も納得がいきません。夏休み中に帰省する際、兄に「実家以外の場所でもいいから会いたい、二人目の顔を見てやって欲しい」とメールや電話(留守電)しましたが全く返事はありませんでした。兄のことを考えると切なくて悲しくて涙が出てきます。時が解決してくれると言いますが、このまま放置していて、関係は改善されるのでしょうか?
(ニックネーム: めい)
2017年9月23日
38歳
女性
- メンタルヘルス・マネジメントⅡ種 ラインケアコース
- メンタルケア・スペシャリスト
<資格>
行政機関の「女性のための電話相談員」
メンタルケア・スペシャリスト、メンタルヘルス・マネジメントⅡ種 ラインケアコース、
夫婦カウンセラー、高齢者コミュニケーター、認知症介助士、生前整理・整理収納アドバイザー、マリッジアドバイザーなど
<経歴>
大阪外国語大学(現大阪大学)卒/外資系企業勤務をへて英会話講師、翻訳の仕事に携わる。
行政機関の「女性のための電話相談員養成研修」で2年半カウンセリングを学び、2001年から電話相談に携わる。
DV、デートDV、離婚、恋愛、子育て、介護、母娘問題などに対応。
コーチトレーニングプログラム2年終了。2004年(一財)生涯学習開発財団認定コーチ資格取得。
留学、転職、キャリアアップ、時間管理、人間関係改善、終活などに対応。
DV防止啓発ファシリテーター養成、賢い患者になるためのコミュニケーション、グリーフケアなど学び、
主に女性を支援。カウンセリング・コーチングで電話・面談・メール相談歴20年以上。
母娘問題研究家として電子書籍を出版。
恋愛相談員の回答
放置ではなく、待つことが必要。お兄さまとの距離の取り方を見直しましょう
仲の良かったお兄さまが結婚なさって、以前の親密さがなくなり、めいさまのご家族を非難されたとのこと、何が何だか理解に苦しむお気持ち、お察しいたします。
そのうえ、納得のいく説明もなく、「暫く距離を置きたい」と一方的に言われたとのこと、
めいさま、ご両親さまの悲しみを思うと心が痛みます。
ひとことで言うと、お義姉さまは、いろいろな家庭的事情を抱えておられ、立ち入られたくない、
よって、できればお付き合いは避けたいというのが本音だと思います。
距離を取りたいのは、お義姉さまのほうの事情ですね。
お兄さまは、ご長男で、他に男のきょうだいはおられないのでしょうか?
そうであれば、長男の嫁という扱いはされたくないという思いも、あるでしょう。
結婚式での礼節を欠く振る舞いに対する苦情があったというお話から、
格式ばったお宅なのかなという印象を受けます。
祝福されていないと感じるとか、自分たちの土産物を気をつかって回したとか、
被害妄想的な部分もありそうです。
お義姉さま自身、期待に応えられない不安も強いのではないでしょうか?
攻撃的な言動は、そういう気持ちの裏返しでしょう。
初婚のとき、誰でも、そういう過剰反応を起こすことって、ありがちです。
新しい家族からの評価に対して、過敏になるからです。
両家の価値観やモノの見方が違いすぎて、間に立つお兄さまも困惑なさることが多いかと思います。
けれど、お兄さまも、新しい家族との関係づくりに精いっぱい。
とりわけ、毎日顔を合わせる妻の不機嫌な顔は見たくないもの。
妻の愚痴をそのままご両親さま、めいさまに伝えるというのも、対応のまずさを感じます。
しかし、お兄さまも初めてのことで不慣れ。
どう対応したらいいかわからず、言いやすい、甘えやすい家族に自分の気持ちを出すしかなかったのではないでしょうか。
お兄さまは、「〇〇家の嫁だから」的な物言いをして、妻を責めたりしない方でしょう?
「妻をなんとか守ってやりたい」というお兄さまの優しさも感じられます。
ご両親さまから「長男の嫁だから」というプレッシャーがあれば、なおさらです。
お兄さまが独身のときは、めいさまとも、ご両親さまとも会いたいときに会い、
好きなだけ話もできていたことでしょう。けれど、結婚したら、同じようにはできないですね。
新婚のお義姉さまが、自分を一番にしてほしいと思うのも、また自然な感情でしょう。
「両親が結婚前から兄、義姉と会いたいと言っても忙しいからと何度も断られ、
結婚式で顔を合わせたのは4回目」とのことで、回数だけ考えると特に少ないとは言えません。
けれど、ご両親さまにとっては、少ないのでしょうね。
しかし、「家庭に事情を抱えているが、聞いてはいけないと兄から言われていた」こともあり、
「結婚前から避けられてる印象はあった」ということなら、本当に避けていたのでしょう。
「家族なのだから素直に隠さず話して欲しい」とのご両親さまの言葉ですが、
これは、相当脅威となります。言いたくないことを抱えている人に対してプレッシャーを与えます。
いわば、価値観の押しつけ。よかれと思ってのことでしょうが、望まない人にとっては、迷惑な話。
「言わないと家族として認めない」と言われているような気がしたのではないでしょうか?
そういう経緯があって、怖れ、不安、ストレスを溜め込んでおられたのかもしれません。
「お中元など送りたいので義姉の実家の連絡先を教えて欲しい」というのも、脅威です。
調べようと思えば、どんな家か見ることもできる時代ですからね。
それに、お中元を送るのはマナーと思っておられるかもしれませんが、そういう習慣に嫌悪感を
持つ人もいて、送り返してくるケースもあるほどです。
お兄さまが、好きで選ばれた方です。
新しい家族の一員として、その方と仲良くしたいというお気持ち、温かく迎えたいというお気持ち、
本来なら、喜ばれるべきものでしょう。
しかし、いろいろと複雑な家庭環境がある場合は、その愛にあふれる申し出が負担になる、
脅威になる場合があります。
そういう方を選ばれたのは、お兄さまの優しさゆえでしょうか。
優しさといえば、出産間近のめいさまの姿を結婚式でご覧になっているのですから、
こちらから何か言う前に、以前のお兄さまなら、お祝いを送ってくださったのでしょうね。
それがないのは、子どもにまだ恵まれない妻への遠慮があるかもしれません。
子どもの写真付き年賀状を送ると、またトラブルになるかもし れませんので、ご用心。
いずれにしろ、結婚相手によって、人は変わります。
以前のようなことをお兄さまに期待するのは、おしまいにしましょう。
距離を取りたいのは、向こうの事情です。
寂しいでしょうが、ここは、お兄さまの言われるように、「しばらく距離を置く」のが、
いいでしょう。
放置というのではなく、気持ちが落ち着くまでに時間が必要ということ。
お兄さまの中で、変化が起これば、またご連絡があるでしょう。
優しいお兄さまです。本質は変わらないのではないでしょうか?
結婚をして、変わられたお兄さまとの付き合い方を考えてみましょう。
回答した恋愛相談員
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