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海外留学/高校生。人が怖い。うまくつきあう解決法は?

こんにちは

高校生ですが誰か他の人に相談したかったので相談します。文章下手ですが頑張ります。

僕の悩みは、人が怖いということです。
現在は僕は約一年の海外留学をしているのですが、人と打ち解けられません。友達がいないわけではなく、学校では大体他の留学生と一緒にいます。また現地の友達もいくらかできました。しかし、嫌われるのが怖くて、常に相手の顔色を気にして、まったく楽しくありません。そして、留学生のくせにまともに人と喋れない、人と話して笑えない、社交性の低い自分を責め、嫌いになります。

なんでこんなやつが留学に来たんだとよく思うようになりました。留学を決めたのは、当時は自分が楽しめないのを環境のせいにしていたんだと思います。

高校時代ずっとこの問題に怯えていました。留学にいく半年くらい前からはインターネットや書籍などで心理学について勉強し、なんとか現状を打破しようと試みました。しかし、数日何かを悟ったようにうまく人と関われても、何かをきっかけにしてまた対人恐怖と自己嫌悪のループに陥り、ぐるぐる同じ考えを繰り返しています。せっかく留学にきたのに一人で自分の部屋で考えて悩んでいるだけの自分に気付き焦燥感にかられます。

ホストファミリーとは今のところ問題はありませんが、ホストとゲストのような、距離感を感じてしまいます。朝の挨拶もどこかびくびくして、相手も遠慮しているような、またそれに申し訳なさと自己嫌悪を覚えます。食事のときなどにも何を話してよいかわからず、沈黙が苦しいです。また沈黙が嫌なのを隠そうとして精神的にとても疲れます。

パーティーなどに誘われると、本心は全然楽しみじゃなくてむしろ怖いのに、イベントに積極的な姿を見せたくて、また今度こそ何かを悟って集団に溶け込めるのではないかという淡い期待、またここで頑張らなくては一生だめだという危機感から参加してしまいます。しかし、実際集団を目の前にすると、ぎこちない笑顔とともに自分でも何をしているのか、何を考えているのかわからない。本で知ったり自分で考え出した解決法が実践できないというか、ああまた自分はバカだと思われているんだろうなと思いながら時間が過ぎるのを待っている感じです。

長文を読んでくださりどうもありがとうございます。人生で今まで人に相談するということをしてきませんでした。

男性

2017年9月13日

17歳

男性

森田 陽子

カウンセラー

森田 陽子

  • メンタルヘルス・マネジメントⅡ種 ラインケアコース
  • メンタルケア・スペシャリスト

<資格>
行政機関の「女性のための電話相談員」
メンタルケア・スペシャリスト、メンタルヘルス・マネジメントⅡ種 ラインケアコース、
夫婦カウンセラー、高齢者コミュニケーター、認知症介助士、生前整理・整理収納アドバイザー、マリッジアドバイザーなど

<経歴>
大阪外国語大学(現大阪大学)卒/外資系企業勤務をへて英会話講師、翻訳の仕事に携わる。
行政機関の「女性のための電話相談員養成研修」で2年半カウンセリングを学び、2001年から電話相談に携わる。
DV、デートDV、離婚、恋愛、子育て、介護、母娘問題などに対応。

コーチトレーニングプログラム2年終了。2004年(一財)生涯学習開発財団認定コーチ資格取得。
留学、転職、キャリアアップ、時間管理、人間関係改善、終活などに対応。 
DV防止啓発ファシリテーター養成、賢い患者になるためのコミュニケーション、グリーフケアなど学び、
主に女性を支援。カウンセリング・コーチングで電話・面談・メール相談歴20年以上。
母娘問題研究家として電子書籍を出版。

恋愛相談員の回答

楽しい留学生活を送る5つのポイント/明るい未来へ向って進むコツ

NAFNさん、こんにちは。カウンセラーの森田陽子です。

これまでの人生で初めてのご相談とのこと、勇気を出してくださって、
ありがとうございます。長年、日本に来た留学生の相談に乗ってきて、
NAFNさんのような悩みもたくさん聞いてサポートしてきました。
そして、私自身も留学やホームスティで、NAFNさんのようなことを
体験したことがあるので、ご相談にお答えしようと思いました。

現実の厳しさを知ったからこそ、人が怖いし、不安だし、焦りもあるんですよね。
そのお気持ち、とてもよくわかります。
住み慣れた土地を離れ、頼れる親や友人を離れ、異なる文化・宗教・言葉・習慣の国での
生活には毎日かなりの緊張があり、疲れてしまうのも当然です。
この異文化コミュニケーションの体験は、良いことも悪いことも含めて、
NAFNさんの考え方の枠を広げ、価値観に大きな影響を与え、今後の人生を生きる上で
大いに役立つことでしょう。
「コミュニケーション」の語源はラテン語のcommunicatio(コンムーニカーティオー)で、
「他人と分かち合う(シェアする)」という意味があります。
つまり、相談することも、シェアすること。
将来、NAFNさんも、悩んだことで成長できたことを誰かにシェアできる。
そう思うと、相談って自分のためばかりではないのですよね。
気軽に相談することも、留学生活で身に着けたいことのひとつです。

まず、メールの内容を拝見しての率直な感想をお伝えしますね。
いま、人が怖いというお悩みをお持ちで、日本にいたときから対人恐怖があったからとのことですが、
それにしては、ずいぶんがんばってますよね!
留学生の友達もいるし、地元の友達もいるし、パーティにも出ているし、
なかなかうまくやってるほうだと思います。理想が高くて、自己評価が厳しいのかな。
そして、「留学を決めたのは、当時は自分が楽しめないのを環境のせいにしていた」と
気づかれたことは、もしかしたら、留学生活の最初の大きな収穫ではないかしら?
つまり、自分の課題を解決しようと、海外留学という手段を選んだ。
「そこまで自分を追い込まないと何も変わらない」と心のどこかでわかっていたのでは?
つまり、環境を変えるという選択は、正解! 間違っていないのです。
自信を持ってくださいね。

「パーティーなどに誘われると、本心は全然楽しみじゃなくてむしろ怖いのに、イベントに積極的な姿を見せたくて、また今度こそ何かを悟って集団に溶け込めるのではないかという淡い期待、またここで頑張らなくては一生だめだという危機感から参加してしまいます」と、自分で自分の背中を押して積極的に行動していますよね。
淡い期待が裏切られることは、よくあります。
けれど、めげずにまた立ち上がっているなんて、スゴイよ。
そろそろ疲れてきたのは、期待する成果が上がってないからですね。
人間関係のつくり方は人それぞれ。陽気な国民性の人たちのようにできなくても、
NAFNさんの性格にあった人間関係を作っていけばいいと思います。
人と比較しないことがポイント。

「嫌われるのが怖くて、常に相手の顔色を気にして…留学生のくせにまともに人と喋れない、人と話して笑えない、社交性の低い自分を責め、嫌いになります」と自分の悪いところばかり数えて、責めているようですね。
そういうことが続くと、エネルギーがどんどん減って動けなくなります。
アジア人の中でも日本人はとくにネガティブ思考。
せっかく、ほめ言葉をいっぱいかけてもらっても、「ボクなんか」と思っていたら、
自分の力に変換できません。ほめ言葉は、素直に受け取りましょう。

つぎに、具体的な改善法を書いてみます。

1.よいところを見つけ、自己肯定感を上げる。
NAFNさんは、「文章が苦手」ということですが、状況や気持ちをわかりやすく書けてます。
いまの自分の気持ちとしっかり向きあえてますね。
現実をしっかり受け止めていることは、よいことです。
自分がしていること、できることは、できて当たり前と思っていませんか?
あなたのメールには、プラスのこと、ステキなこともいっぱい書いてありましたよ。
できたことを過小評価しないで、自分をしっかりほめましょう。

・1年間の海外留学にチャレンジなんて、スゴイ勇気!
・留学生の友達もいる。地元の友達もできたなんて、スゴイ!
・ホームスティ先の家族とトラブルもなく過ごせてるって、スゴイ!
・ホームシックになってないから、親離れできてる!
・「環境のせいで楽しめないは違う」とわかった! 気づけて、認めて、カッコイイ!
・ゲスト扱いが嫌でもっと距離を縮めたいなんて、モチベーション高い! 

2.エネルギーを増やす。 
焦りと自己嫌悪では、エネルギーを浪費しがち。
だから、やる気も元気も出てこないし、がんばっても楽しめない。
楽しめないと疲れるばかり。部屋にこもって、悪いこと探しのグルグル思考。
その悪循環をやめるには、できないことばかり考えるクセを止めること。
視点を変え、できること、やったことを数えて、エネルギーUP。

3.「明るい未来」のイメージをつくる。
頭の中に「できない自分」のイメージばかり、思い浮かべてるでしょ?
「できない自分」「暗い未来」のイメージばかり思い浮かべてると、
脳は、その情報を信じてしまい、誤作動を起こします。
「どうせ、ボクなんか」と、ため息ばかりついていたら、ちっとも楽しくなれませんね。
おまけに、暗い未来に向かっていると思えば、やる気もなくなります。
不安が綿菓子みたいに頭の中いっぱいに広がって、エネルギーが奪われます。
不安スイッチが入りそうになったときのために、気分転換の方法を用意しましょう。
不安とつき合うのは、10分だけとアラームをかけるのも、方法のひとつ。
他には、水を飲む、散歩する、スポーツをする、テレビを見る、マンガを読む、など。

明るい未来のイメージは、できるだけ具体的に描いてください。
たとえば、お別れのパーティでスピーチ、そのときのみんなの表情をイメージ。
帰国して後輩に経験談を誇らしげに話す様子をイメージなど。
毎日少しずつ明るい未来のイメージに向かって進んでいると信じてください。
脳に明るいイメージをインプットしていきましょう。

4.トライ&エラー、何事も実験と思って、やってみる。
失敗を失敗と考えないで、経験を積み重ねていると思ってください。
例えば、硬い土に種を撒いても、うまく育ちませんが、耕した土なら、
豊かな収穫があります。いまのあなたは、ちょうど土を耕しているところ。
自分なりに解決法を考えたけど、うまく実践できないという実験結果が出て、
他の方法を試す段階(新しい実験)ということ。
つまり、最初のステージはなんとかクリアし、次のステージに進むという段階。
ゲーム感覚で面白がってみてはいかが? 客観的に自分を観察できますよ。

5.ホストファミリーと親しくなる方法
まずは、挨拶。アイコンタクトして、笑顔で大きな声で挨拶。
これが、いちばん近道。最初は、ぎこちなくたっていいのです。
まずは、カタチから、入ってください。
ビクビクして伏し目がちだったら、相手だって声をかけにくいし、避けられてるって思うかも。

楽しいから笑顔になるんじゃなくて、笑顔をつくるから楽しくなれるのです。
幼稚園児〜小学校低学年ぐらいの子どもがいたら、とてもラクです。
子どものほうから、どんどん近づいてきてくれますから。

つぎに、簡単な質問をすること。ホストファミリーと話をするのに慣れると、
ちょっとぐらいのマチガイは気にならないで、口がよく動くようになります。
同じテーマの話をあちこちですれば、会話力がUPします。
料理が好きなら、「日本に帰って家族に食べさせたいから」と教えてもらったり、
テレビドラマを一緒に観て、時代背景を聞いたり、相手にどんどん話してもらいましょう。
いい聞き手になると、相手からいろいろなことを引き出せます。
相づちの言葉も、いろいろ覚えると便利です。
YES、NOで答える質問なら、会話が続かないこともあるので、
5W1Hの質問も用意しましょう。

最後に、言葉のマチガイは、最初のころにたくさんしたほうがいいですよ。
マチガイをしたって、大丈夫。 だって、練習のために来てるんだから。
学校で習った意味と実際使われている意味とニュアンスが違ってることもあるし、
文法的に正しくても、とんでもない誤解だと後からわかることもあります。

日本に来ていた留学生で難しい言葉をよく知ってる女性の話。
「(和菓子の)アンコをウンコと言ってしまって、恥ずかしかった」なんてね。
単語の言いマチガイは、みんなたくさん経験します。

私の体験ですが、親切な家族のせいで、すっかりやる気をなくしたことがあります。
食事のたびに「さあ、何か話せ、話せ」と言われ、まるで拷問みたい。
間違うたびに、「辞書持ってきなさい」と言われ、怖くて怖くて…
「もう英語なんかしゃべらない!」と思いました。
それで、ホームスティ先を変えて、リセットできました。
次の家は、小さな子どもがいて、とてもラクでした。
そこの家族に、何がしんどかっ たかを初めに伝えておいたので、協力してもらえて、
のびのびできました。
リクエストすること、相談することは、お互いの理解を深めるのに役立ちます。

長くなりましたが、NAFNさんの生活改善のヒントになれば、うれしいです。

回答した恋愛相談員

森田 陽子

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