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悪口・批判ばかりの母。仮面をかぶった娘は、どう接すればいい?

私は小さい頃からお母さんに褒められた事があまりないです。もっとこうしろ!皆んなの前で失敗して恥ずかしい!と何をやっても鈍臭くてイライラさせてばかりでした。それなりに自分らしく生きてきてるとも思ってるし、やりたい事もそれなりに挑戦してきました。でも、お母さんから私のやってる事に興味を持ってもらったりされた事は今思えばありません。いつしか、自分の事を話すと話の内容がお母さんの思い通りでない娘だと聞きたくない!と返され話せなくなり、自分の周りの子の話ばかり親にしてました。その度に、お前は人ばっかと言われました。
妹は要領が良く、親とも上手くやれ、私は家にいても親と話す時は気を使います。お母さんは私の旦那さんや友達の悪口も言います。お父さん、おばあちゃん、おばさんの悪口も言います。それを見て育ちました。
家族って何なのでしょうか?
私はお母さんとこれからどう接していけば良いのでしょうか?
今まで通り気を使い、自分の事は話さず、仮面をかぶった娘はこの先どうなりますか?

女性

2017年6月17日

24歳

女性

森田 陽子

カウンセラー

森田 陽子

  • メンタルヘルス・マネジメントⅡ種 ラインケアコース
  • メンタルケア・スペシャリスト

<資格>
行政機関の「女性のための電話相談員」
メンタルケア・スペシャリスト、メンタルヘルス・マネジメントⅡ種 ラインケアコース、
夫婦カウンセラー、高齢者コミュニケーター、認知症介助士、生前整理・整理収納アドバイザー、マリッジアドバイザーなど

<経歴>
大阪外国語大学(現大阪大学)卒/外資系企業勤務をへて英会話講師、翻訳の仕事に携わる。
行政機関の「女性のための電話相談員養成研修」で2年半カウンセリングを学び、2001年から電話相談に携わる。
DV、デートDV、離婚、恋愛、子育て、介護、母娘問題などに対応。

コーチトレーニングプログラム2年終了。2004年(一財)生涯学習開発財団認定コーチ資格取得。
留学、転職、キャリアアップ、時間管理、人間関係改善、終活などに対応。 
DV防止啓発ファシリテーター養成、賢い患者になるためのコミュニケーション、グリーフケアなど学び、
主に女性を支援。カウンセリング・コーチングで電話・面談・メール相談歴20年以上。
母娘問題研究家として電子書籍を出版。

恋愛相談員の回答

「仮面をかぶった娘」から「女優」へ。客観的な視点と適度な距離感が必要。

はじめまして、カウンセラーの森田陽子です。
ご相談いただきありがとうございました。

めぐさまは、小さいころから褒められた記憶があまりなく、
批判されることが多かったとのこと、つらい毎日を過ごされたのですね。
心が痛みます。
子どもは、母親に褒めてほしい、認めてほしいと思いますものね。

けれど、そういう環境の中でも、しっかりと自分の足で歩いてこられたのですね。
めぐさまが、「それなりに自分らしく生きてきてるとも思ってるし、
やりたい事もそれなりに挑戦してきました」と自分自身を認めておられることは、
とても素晴らしいことです。

否定形や命令形の言葉の多い親に育てられると、子どもは自分をマイナス評価し、
自分に自信が持てなくなってしまいます。
しかし、めぐさまは違いますね。
自己肯定感を上げる努力をなさってこられたのだと思います。

母親をしっかり観察し、それに対応できるような話題も選び、自分におよぶ被害が
最小限になるようになさってこられたのだと思います。
「お前は人ばっか」という母の批判も、自分自身を攻撃されるより聞きやすいと思って、
選ばれた話題だったのでしょう。
その当時のめぐさまにとって、賢明な選択だったと思います。

人はそれぞれ、得意なことも違い、行動するペースも違います。
お母様の期待する姿と違うだけで、それが別に悪いことではないと早い段階で
認識なさっておられたようです。
「自分は、おかしくない、悪くない」と心の中で何度もつぶやかれたのではありませんか?
めぐさまの「仮面をかぶった娘」という言葉から、適度な距離をとって接してこられたように
思えます。ある意味、身を守るためのいい選択です。

この先、どのように接すればいいかというご相談ですが、ポイントは2つあります。

1.距離を取ること
自分が安心安全で、快適に生活できるように境界線を意識しましょう。
満員電車で隣の人とぴったりくっつくのは、不快ですよね。
そういう意味の自分を守るための境界線です。

お母様がイライラするのは、お母様の感情の領域の話です。
めぐさまの領域の話ではありません。心の中で境界線を引きましょう。
お母様も加齢により、ますます性格が強く出ることもあり、
何でも言いやすいから、めぐさまに当り散らすということが起きやすいです。
「あなたのせいだ」と言われて、めぐさまが必要以上に感情が揺さぶられるのは、
境界線が侵されているということです。
こういうことは、子どものころから慣れておられるかもしれませんが、
何かあると、子どものころのつらい思い出が蘇ってきて、暗い気持ちになりがちなので、
気をつけましょう。
接触する回数を減らしていくのが、いいと思います。

2.期待を手放すこと
「家族の絆は強い」「本音で語り合えるもの」「素の自分を受け止めてくれるもの」
「家族の間で気を遣うなんて、水くさい」などは、一種の家族幻想です。
「自分の家は、そうではない」という人のほうが多いのです。
家族だからこそ、気を遣うのです。いい関係を続けるには、お互い気遣いが必要です。
美談がもてはやされるのは、それが極めて珍しいからです。
理想と現実は大いに違います。理想は理想、比べるのは止めましょう。

母親像にしても、優しく、子どものいいところを褒め、子どもの力を伸ばしていくというのは、
最近の教育でよく目にすることですが、お母様が子どものころ、そのような子育てをされたかと
いうと、そうではないことのほうが多いのです。だから、お祖母様にされたように教育したとか、
あるいは、めぐさまが、お母様とよく似ている部分があるからこそ怒ってしまったとか、
夫婦仲が悪かったとか、理由はいろいろ考えられます。

人を批判したり、悪口を言ったりする人は、そういう視点でしか物事を見ていませんし、
そういう人の多くは自分と向き合う習慣がありません。
不平不満を抱えていて、自分は変わる努力をせずに、周りが変わることばかりを期待し、
欲求にこたえると、もっともっととエスカレートし依存してきます。
いつまでたっても、満足できないのは、自分の拠り所がないからです。
お母様は、めぐさまの期待に応える能力のない人だと思って、期待を手放しましょう。

妹さんは、うまくやっているようですが、姉であるめぐさまを見て学習してきたわけです。
立場が違えば、逆になっていたかもしれません。
めぐさまは、姉だから責任感が強いかもしれませんが、親のことは妹さんに任せる気分で
放っておかれていいのではないかと思います。得 意な人がやればいいでしょう。
責任感も少し手放しましょう。

悪口を聞かされて育って来られたのは、本当にしんどいことです。
裏を返せば、めぐさまが、「いい聴き手」であったということでしょう。
とかく、長女は愚痴の聞き役になりがちですが、お母様の甘えでもあります。
家族の中には、どうしても甘えがあり、気がついていない場合も多いです。
甘えられた方は、しんどくなりますし、相手に甘えることをあきらめてしまいます。
親に甘えたいという気持ちがあれば、それも手放しましょう。

めぐさまは、俯瞰的に家族の様子が見えておられるからこそ、また、
感受性が豊かだからこそ、いろいろ見えてしまって悩んでしまうのでしょう。

この先は、「仮面をかぶる」のではなく、仮面を外して、
ちょっと「女優」のつもりで演じてみましょう。
自分自身のことも客観視できますし、多少のことでは動じなくなります。


トライ&エラーです。
やったことのないことをいろいろやってみましょう。

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