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85歳の母の実家で同居を計画/不便な所、新築の費用が負担

はじめまして。5年前に離婚し、今24歳。21歳。17歳の3人の娘を育てながら、近くに住む85歳の母と暮らす計画をたてています。自分の住んでいる所は街にも近く生活の中で便利な所です。実家の母の場所は小さな村ですが、お盆やお正月に私の姉妹が集まれる場所でもあります。しかしその近所には猫の放し飼い(20匹)をしている常識のないひとが多く住んでいます。母は畑仕事がすきなので、私の家に住ませても呆けてしまうだけなので実家を新築してみんなで住もうかと思ってますが、自分が年とった事を考えるとまだ決断できずにいます。新築するにもお金がかかるし・・・
母を優先すべきか、自分を優先すべきか・・・
この春で決めて秋には着工したいと思います。母も足が悪いので気がかりです。

女性

2017年5月9日

53歳

女性

森田 陽子

カウンセラー

森田 陽子

  • メンタルヘルス・マネジメントⅡ種 ラインケアコース
  • メンタルケア・スペシャリスト

<資格>
行政機関の「女性のための電話相談員」
メンタルケア・スペシャリスト、メンタルヘルス・マネジメントⅡ種 ラインケアコース、
夫婦カウンセラー、高齢者コミュニケーター、認知症介助士、生前整理・整理収納アドバイザー、マリッジアドバイザーなど

<経歴>
大阪外国語大学(現大阪大学)卒/外資系企業勤務をへて英会話講師、翻訳の仕事に携わる。
行政機関の「女性のための電話相談員養成研修」で2年半カウンセリングを学び、2001年から電話相談に携わる。
DV、デートDV、離婚、恋愛、子育て、介護、母娘問題などに対応。

コーチトレーニングプログラム2年終了。2004年(一財)生涯学習開発財団認定コーチ資格取得。
留学、転職、キャリアアップ、時間管理、人間関係改善、終活などに対応。 
DV防止啓発ファシリテーター養成、賢い患者になるためのコミュニケーション、グリーフケアなど学び、
主に女性を支援。カウンセリング・コーチングで電話・面談・メール相談歴20年以上。
母娘問題研究家として電子書籍を出版。

恋愛相談員の回答

母と同居/介護離職しないように、自分の老後も見据えたバランスの良い計画。

ご相談ありがとうございます。
カウンセラーの森田陽子です。

流れ星さまは高齢のお母様の今後の生活のことがご心配で、同居を計画なさっておられるとのこと、
優しくて、責任感の強い頑張り屋さんなのでしょうね。
離婚なさってから5年間の子育ては、大変だったことと思います。
末のお子様も、来年は高校卒業の年齢になられ、やっと一息つけるかなという段階で、
今度は介護生活スタートという流れになるのですね。
ご自身の老後の生活を思うと、迷われるのは至極当然です。お気持ちお察しいたします。
同居を決断なさる前に、よくご相談くださいましたね。
先がそれほど長くないだろうなどと考えない方がいいでしょう。
介護は突然はじまり、ゴールの見えないマラソンコースをいきなり走らされるようなもの。
100歳以上の高齢者が、65,692人(2016年9月)の時代です。
いまだけでなく、5年後、10年後の未来のことも、しっかりと考えて計画を立てましょう。

長年離れて暮らしていた親子が同居をするのは、結構ハードルの高いことです。
時々、実家を訪ねているからわかったつもりでいても、いざ実際に暮らしてみると、
日々、驚くことが起こります。価値観も違いますし、親の老い、自分の老いからくるズレもあります。
お母様にしてみたら、一人暮らしのマイペースで気ままな暮らしを失うわけです。
このことの意味は、思いのほか大きいのです。
流れ星さまが良かれと思って言ったこと、したことに対し、過干渉だと怒ることも出てきます。
お互いに感情的になることも増え、小さなストレスがいっぱい溜まります。

同居していない他のごきょうだいが同じ女性であったとしても、
そのしんどさを理解してくれるとは思えません。
お盆とお正月しか実家を訪れないような人たちであれば、なおさらのこと、
介護サポートは期待できないでしょう。
子ども時代の親との関係、距離的に無理など、それぞれのご事情もおありでしょうが、
流れ星さまのお子様が3人とも女性ということで、母親のことは安心してお任せし、
すっかり忘れて生活できても別に不思議なことではありません。
だって、目の前にいないのですから。
一方、お母様が24時間、目の前にいる同居の家族は、何かあったら自分たちの責任と、
緊張感を持った生活を強いられ、自分を追い詰め、疲れてきます。

同居すれば、流れ星さまが介護の負担をひとりで抱え込むことになりませんか?
本来、姉、妹が担うはずの仕事を、年頃のお嬢様たちが背負うことになりませんか?
介護で苦労する流れ星さまを支えようと、お嬢様たちが自分の幸せを後回しにするようなことに
なってしまっては、あとで流れ星様ご自身が悔やむことになるでしょう。
流れ星さまが介護うつにでもなれば、お二人の介護は、どうなりますか?
介護離職になれば、生活が一気に苦しくなります。

お母様は、まだ介護サポートが必要な段階ではないのかもしれませんが、
近い未来に起こる可能性のあることをご家族でよく話し合ってから決められるのがよいでしょう。
話し合いのポイントは、つぎの5点です。

1.転居に伴うストレス/新築にしたところで、移動に不便はデメリット。
  通勤、通学、通院、買い物に不便な実家に引っ越すと、時間・エネルギーロスで疲労困憊。
  経費も増え、ストレスのためケンカも増える。
  介護に苦労する母を見捨てて出て行けないとなると、お嬢様のの将来を縛ることになる。
  流れ星様の老後は誰がサポートすることになるのか?

2.近隣ストレス/お母様にとって親しい人でも、流れ星さまたちには未知の人。
  小さな村の冠婚葬祭、人間関係のストレスは想像以上。
  近所に20匹の猫を放し飼いする常識のない人が多い。
  
3.経済的ストレス/親の年金額、貯金額を確認
  実家を新築ー誰が支払うのか? 介護離職の可能性は?
  同居しても、昼間はみんな仕事で留守―介護サービスの費用は誰が支払うのか?
  医療費、入院、施設入所などの費用は誰が支払うのか?
  
4.介護保険で受けるサービス 
  いますぐ介護が必要でない場合でも、地域包括センターに相談。
  介護認定を受けている場合、足が悪く手すりが必要と認められれば補助金が出るので申請。

5.相続の問題
  実家の土地に家を建てたのだからと、流れ星様のご家族で介護するべきと思われていますか?
  介護にかかった費用の負担はしないと他のきょうだいが言う場合もあるので、
  かかった費用は、介護のノートに記載する。
  お母様が亡くなられた後 に、もめることもあるので家を建て替える前に話し合うこと。

親に介護が必要になったときに、同居を考える人、無理と考える人とハッキリ分かれます。
他のごきょうだいは、後者の方ですね。
前者のタイプである流れ星さまが、罪悪感を持つことはないのです。
近くに住んでいるから、介護するのは自分が適任と思っておられるのかもしれませんが、
何とかなると思って行動すると、あとで軌道修正が難しくなります。

畑仕事を楽しまれることは、お母様の元気の元でもあります。
ひとりで暮らすことで、生活に張りがあるということでもあります。
ひとり暮らしが、かわいそうとは限りません。
独居であるほうが、サービスを受けやすいなどお母様にとってメリットもあり、
同居するのがベストとは限りません。
物理的に少し距離がある方が、かえってうまくいことも多いと思います。

同居の前にお試し期間を持てれば、問題点がわかっていいと思います。
焦らないで、具体的なことを話し合ってみてください。

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