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八方美人で我儘な私はつきあい下手? トラブルで人間不信。

6年前、統合失調症になりました。
小さい頃から周りの顔を伺い、どこか我儘というか八方美人な所があります。

以前勤めてたスーパーの仕事で仲良くなった4人組がいるのですが
ある1人に対して、「上から目線で偉そうだからもう付き合うのやめよう」という話になりました。
私はその話の流れに乗っかってしまい、
「確かにそういう所あるよね、でも自分の意見をハッキリ言えるから凄いよね」と、
嫌いでもないし好きでもない発言をしました。
その人抜きで会う時は必ずその人の悪口ばかり。私は同じ職場では無いので相槌ばかり。
だんだん気持ちが辛くなってきました。
他の3人との連絡も減り、病気になってから友達も無くしたので、話し相手が欲しくなって
仲間外れにされた1人にLINEで連絡を取りました。
別に「他の3人があなたの事を悪く言ってたよ」とは一言も言わなかったし。
ただ、仕事での鬱憤を聞いてもらいたかっただけで、
私が、その人にLINEした事を他の3人の耳に入り「話す相手が違うんじゃないの?」と怒られました。
皆んなには病気の事は話してあるので、
病気のせいにして甘えてるんじゃないのとか、
本当に病気なら仕事も出来ないよとか、
色々言われまくり。話聞いて欲しいって言うけど何を求めてるの?とか
人間不信になりそうです。
私の人との付き合いが下手なのでしょうか?

女性

2017年4月28日

32歳

女性

森田 陽子

カウンセラー

森田 陽子

  • メンタルヘルス・マネジメントⅡ種 ラインケアコース
  • メンタルケア・スペシャリスト

<資格>
行政機関の「女性のための電話相談員」
メンタルケア・スペシャリスト、メンタルヘルス・マネジメントⅡ種 ラインケアコース、
夫婦カウンセラー、高齢者コミュニケーター、認知症介助士、生前整理・整理収納アドバイザー、マリッジアドバイザーなど

<経歴>
大阪外国語大学(現大阪大学)卒/外資系企業勤務をへて英会話講師、翻訳の仕事に携わる。
行政機関の「女性のための電話相談員養成研修」で2年半カウンセリングを学び、2001年から電話相談に携わる。
DV、デートDV、離婚、恋愛、子育て、介護、母娘問題などに対応。

コーチトレーニングプログラム2年終了。2004年(一財)生涯学習開発財団認定コーチ資格取得。
留学、転職、キャリアアップ、時間管理、人間関係改善、終活などに対応。 
DV防止啓発ファシリテーター養成、賢い患者になるためのコミュニケーション、グリーフケアなど学び、
主に女性を支援。カウンセリング・コーチングで電話・面談・メール相談歴20年以上。
母娘問題研究家として電子書籍を出版。

恋愛相談員の回答

コミュニケーションのクセとトラブル、病気の影響を分けて考える。

はじめまして。森田陽子です。
このたびは、ご相談いただきありがとうございました。

季節の変わり目のこの時期、統合失調症の方にとっては、とくにしんどい時期だと思います。
そのようななか、ボーダーさまは毎日お仕事がんばっておられるのですね。
ご心労は、いかばかりかとお察しいたします。
ご病気ということなので、元気な方の何倍も緊張度が高く、ストレスを感じることも多く、
神経をすり減らしてこられたこと思います。
そのうえ、仕事での鬱憤も溜め込んでおられたご様子、ほとんど限界だったのではないでしょうか。
さぞ、辛かったことでしょう。
それで、その話を伝える相手を間違えてしまったのですね。
その結果、他の3人は怒り、あなたのことを非難し、攻撃したので、
あなたは、追い詰められ、人間不信になられたということですね。

病気のことは少し横に置いて、まず、コミュニケーションのクセについて考えてみましょう。
「小さい頃から周りの顔を伺い、どこか我儘というか八方美人な所があります」とのことですが、
我儘とか八方美人とは、誰かに言われたから、そう思っているということですか?
ボーダーさまにも、自覚があるということですか?

周りの顔色を伺う人というのは、親や祖父母が厳しい人だった、家族や学校に怖い人がいたなど、
環境の影響を受けている場合が多いです。
また、自分の身を守るための手段、争いを避けたいという平和主義でもあります。

「親の言うことには逆らってはいけない、従うべき」というふうに育てられたら、人との付き合いで、
自分の考えや気持ちを抑えて、人の意見や気持ちに合わせてしまい、過剰適応してしまいます。
けれど、自分の考えや気持ちを抑え続けていたら、当然のことですが、苦しくなります。
我慢できなくなって、自分の思いを出すと、今度は、「我儘だ」と言われてしまう。
ボーダーさまには、そういうコミュニケーションのクセがあるのかなと思います。
ご自身でもう既にお気づきのようですが、今回のこともそういうクセが関係していると思います。

ボーダーさまは、いまは、お気持ちの整理がつきにくい状況かと思います。
客観的な視点で少し状況を整理してみますね。

元の職場のスーパーでの仲良し4人組で、いまは職場も違うボーダーさまとの共通の話題はないので、
3人と連絡が減るのは自然な成り行きです。それは、ボーダーさまも理解なさっておられますね。
そして、彼女たちはボーダーさまを仲間外れにしたつもりはなく、連絡をしなくても仲間のつもりだったようですね。
「話す相手が違うんじゃないの?」との彼女たちの言葉から、ボーダーさまの仕事の悩みを聞いてあげたい思いは彼女たちにもあったのでしょう。自分たちの方が親しいと思っていたからです。
「上から目線で偉そうだから」と仲間外れにした彼女をボーダーさまが話し相手に選んだことで、
「彼女のほうが適任(つまり、自分たちよりも上)」とボーダーさまが思っていたと感じ、また、
そうやって人を選ぶという態度は上から目線だと嫌悪感を持ったのでしょう。
ボーダーさまが「仲間外れの人」に「連絡を取る」という行為そのものが、裏切り行為に思えたのです。「他の3人があなたの事を悪く言ってたよとは一言も言わなかった」から許せるという類の話ではないのです。言わなかったら大丈夫、ばれなかったら許してもらえると本当に思っていましたか?

仕事での鬱憤を聞いてもらう相手として、「仲間外れの人」を選んだボーダーさまの理由は何でしょう?
彼女のことはキライではなかったし、自分の意見をハッキリ言えるから凄いとも思っていたから、いいアドバイスがもらえると思ったのでしょうか。
「その人抜きで会う時は必ずその人の悪口ばかり。だんだん気持ちが辛くなってきた」ので、そういう類の話ばかりする低レベルの3人は選ばなかったのでしょうか。
はじめは「嫌いでもないし好きでもない発言」をしていたのに、その後、悪口に対して「相槌ばかり」うつようになった自分に嫌悪感もあり、「自分は仲間外れにしたのではない」と無実を証明したい思いもあったのでしょうか。
あるいは、仲間外れだから、ボーダーさまが連絡すれば、喜んで親切に対応してくれると思ったのでしょうか。
ボーダーさまが、意識しているかどうかにかかわらず、こういった思いはあったのではないでしょうか?

最後に病気のことですが、「皆んなには病気の事は話してある」とのことでしたが、勇気がありますね。よほど親しい間柄だったのでしょうか? 統合失調症の方は、本人に病識がない ことも多く、また、周りの人たちが病気についての知識がない場合が多いのでので、オープンにしにくいことが多いです。
けれど、病気であるゆえに、「正直であらねば」という思いが強く、聞かれるままに黙っていたほうがよいようなことまでオープンにしてしまって、後で苦しい思いをする方もおられます。
「病気のせいにして甘えてるんじゃないの」「本当に病気なら仕事も出来ない」「話聞いて欲しいって言うけど何を求めてるの?」など、周りの誤解、知識不足からくる言葉ですね。辛かったことでしょう。
ボーダーさまとしては、「ありのままの自分を受け止めてほしい」「正直でありたい」と思っていただけであっても、病気だと聞いた方は、「優しくして」「病気だから見逃して」と甘えてくるんじゃないか、配慮を求められていると思ったのかもしれません。

ご相談メールには、友人という言葉はでてこなかったので、ボーダーさまは彼女たちのことを友人とは思っておられないのだと思います。人の悪口を言うのも、聞くのも好きではないボーダーさまにとって、
人を仲間外れにするような人たちとつき合うことは、ストレスの元です。病気になって、友だちがいなくて、さびしいというお気持ちはわかりますが、病状を悪化させるような人たちとうまく付き合う方法はありません。そういう人たちとは、離れなさい、付き合わないようにしなさいということですね。

ボーダーさんが、付き合い下手なのかどうか、他のエピソードを知らないので何とも言えませんが、
相手に合わせすぎるとしんどくなりますので、上手にYESとNOが言えるようになれればいいですね。
それから、「さびしいから電話した」というように、目の前の事しか見えてなくて、後でどのような展開になりそうか想像できないという点が気になります。

病気のことについては、同じ病気の人たちと出会う場に行けば、心穏やかに話せますし、職場の鬱憤は、
カウンセラーに話すのがいいと思います。
GW前のこの時期、感情の高ぶりなど不調があれば早めにドクターにご相談なさるのがいいと思います。

回答した恋愛相談員

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