元カノの話が妻を苦しめている。その記憶を消し関係改善したい。
私達は出会って1年半、結婚5ヶ月目です。今回は妻の事で相談です。
私の妻は毎日と言っていいほど嫌な記憶に悩まされています。この嫌な記憶というのは私と私の元カノの事です。
仲良く出かけている時でも、それを思い出すと急に笑顔がなくなったり、口数が急に減り不機嫌になってしまいます。完全に思い出さなくても、常に頭の隅にあるそうです。妻はそのせいで心の底から幸せにはなれないと言っています。
私は人一倍デリカシーがないようで、妻と付き合い始めた当初から元カノの話をしていたそうです。
もちろん今はしていません。
私自身なにも意識していなかったので、指摘されるまで気付きませんでした。
妻曰く、最初はそこまで気にしていなかったが、愛が深まっていくにつれて辛くなっていったそうです。
今では頻繁に嫌な夢を見るそうです。
私はどうにかして、妻に植え付けてしまったこの記憶を消してあげたいです。
きっとこれを読んで、そんなことかと思う方もいると思いますが、私や特に妻にとっては大きな問題です。
何度かこれが原因で離婚にもなりかけました。
カウンセラー、アドバイザーの皆様、どうか離婚以外で妻を楽にしてあげる方法はないでしょうか。
私が出来ることはなんでもします。
どうかよろしくお願い致します。
(ニックネーム: たかな)
2017年4月3日
24歳
男性
- メンタルヘルス・マネジメントⅡ種 ラインケアコース
- メンタルケア・スペシャリスト
<資格>
行政機関の「女性のための電話相談員」
メンタルケア・スペシャリスト、メンタルヘルス・マネジメントⅡ種 ラインケアコース、
夫婦カウンセラー、高齢者コミュニケーター、認知症介助士、生前整理・整理収納アドバイザー、マリッジアドバイザーなど
<経歴>
大阪外国語大学(現大阪大学)卒/外資系企業勤務をへて英会話講師、翻訳の仕事に携わる。
行政機関の「女性のための電話相談員養成研修」で2年半カウンセリングを学び、2001年から電話相談に携わる。
DV、デートDV、離婚、恋愛、子育て、介護、母娘問題などに対応。
コーチトレーニングプログラム2年終了。2004年(一財)生涯学習開発財団認定コーチ資格取得。
留学、転職、キャリアアップ、時間管理、人間関係改善、終活などに対応。
DV防止啓発ファシリテーター養成、賢い患者になるためのコミュニケーション、グリーフケアなど学び、
主に女性を支援。カウンセリング・コーチングで電話・面談・メール相談歴20年以上。
母娘問題研究家として電子書籍を出版。
恋愛相談員の回答
デリカシーのないコミュニケーションのクセ改善。妻の自己肯定感をあげる方法。
このたびは、ご相談いただきありがとうございました。
文面から、たかなさまの奥様への深い愛情と「いまの生活を大切にしたい、これから先のことをいっしょに考えていきたい」という強いお気持ちが伝わってきます。
また、ご自身が元カノのことを「無意識で何度も話してしまったこと」「指摘されるまで気づかなかったこと」を反省なさっておられ、「いまは、元カノのことを話していない」ことから、関係改善に向けて努力なさっておられることも、よくわかります。
「無意識」なので、何度も言ってしまう。ここが問題です。相手がどんな思いになるか、想像してみましょう。たとえば、奥様が元カレのことを無邪気に何度も、たかなさまに話したとしたら、不機嫌になりませんか? たぶん、同じような思いになるのではないでしょうか?
たかなさまの中では、「もう終わったこと(過去の出来事)」で軽く話されたとしても、話すたび元カノを何度も思い出している事実があるのです。思い出す習慣、心の回路があるということは、「現在のこと」なので聞かされる側は、耐えられないのです。ふたりでいるのに元カノまで同席している気分です。
「愛が深まっていくにつれてつらくなってきた」との奥様の言葉から、たかなさまの愛を失うことへの怖れや不安を感じます。「絶えず元カノと比較されている」と気分を害し、同時に「こんな自分でいいのか」という自信のなさ、自己肯定感の低下もみえます。そして、「おまえではダメだ」という否定的メッセージも、受け取っているかもしれません。その結果、今回のような状況になったのだと思います。けれど、そういう状況になるのは、奥様がとくに弱い人間だからということではありません。心配りのできる感受性豊かな方なのではないでしょうか? だから、デリカシーのなさは一層こたえるのです。
今回、奥様からご指摘があり初めて気づかれたということでした。勇気をもって、言いにくいことをご指摘くださった奥様の深い愛情を感じます。
今回のことは、たかなさまご自身が既にお気づきですが、「コミュニケーションのクセ」から起こったことです。気がつかないから何度も繰り返してしまいます。「悪気がなかった」と言い訳しても、傷ついた心の修復には時間がかかります。親しい関係ほど甘えが出て、お互いに言わなくてもわかりあえると思いがちですが、「相手がどう思うか少し考えて言葉を選ぶこと」を意識して話されると、今後の関係改善に役立ちます。
「妻に植え付けてしまった記憶を消す方法」として、3点ご紹介します。
1.妻の話を共感しながら、しっかり聴く。
解決法を提示してほしいというのでなく、「ただ話を聞いてほしいだけ」ということがあります。
「そうか、それで悲しかったんだね」「不安に感じたんだ」と、ときどき相づちを打ちながら、聴く。
このことで、しっかり受け止めてもらえていると感じることができます。不安が少しずつ取り除けるので、落ち着いてこられると思います。
奥様ご自身がカウンセラーに相談するのが早いかもしれませんが、たかなさまとの信頼関係回復のために、是非お試しください。
2.妻の自己肯定感をあげるため、肯定的な言葉かけを続ける。否定的な言葉を使わない。
自己肯定感が下がっているので、肯定的な言葉がスッと心に入っていかないかもしれませんが、
肯定的な言葉かけを続ける。「ありがとう」も、アイコンタクトをして言う。否定的な言葉を避ける。
「おふくろに聞いてみたら」「職場の〇○さんが〜」など、比較に聞こえる言葉も避ける。
3.妻のしたいことを応援する。
やりたいことを見つけてもらって、気分転換を図るのがいいでしょう。
「妻は毎日と言っていいほど嫌な記憶に悩まされています」とありましたが、専業主婦として一日中家におられるのですか? 自分のしたいことに打ち込んでいたら、元カノのことをいろいろ考え時間をムダにしたくないでしょう。不調の原因は、結婚して目標を見失ったとか、新しい環境にまだ慣れていないとか、慣れ親しんだ環境、職場、友人を失った喪失感なども関係しているかもしれません。
回答した恋愛相談員
お試し無料相談は、皆さまからご投稿いただいた中から一部をお選びし、恋愛相談員が文面でお答えしたものです。
実際の電話相談は有料となりますので、ご了承ください。
お試し無料相談をお申込みするには会員登録(無料)が必要です
新規会員登録この恋愛相談員の他の相談
-
2024年5月6日
20歳
女性
怒りっぽく物にあたる彼氏にビクビクして過ごすのを止めたい。
-
2019年7月5日
33歳
女性
母の反対を押し切り結婚した30代/母の暴言、悪態メールに苦慮
-
2018年5月10日
25歳
女性
愛されても自分から別れを告げるクセは、もう終わりにしたい。
-
2018年5月1日
31歳
男性
新婚/「離婚してほしい」と妻に言われた。本気か?
-
2018年4月20日
43歳
女性
夫婦関係改善のため退職したが夫からは離婚の申し出。
-
2018年1月22日
38歳
女性
30代大学生/予期せぬ「付きあってください」の言葉に不安
-
2017年10月25日
45歳
女性
夫の元不倫相手が結婚/謝罪・慰謝料を求めたい。