長年離れている娘に会いたい

はじめまして。
カウンセラーの藤原と申します。

この度はご相談をありがとうございました。
ご相談内容を拝読させて頂きました。


ご相談者様ご夫婦が『離婚』という選択をし、それぞれの道を歩まれる決意をされたには、
きっと様々なご事情がおありだった上のご決断だったと思います。

文面からご相談者様のお子さんへの溢れる想いや愛情が感じ取れますので、
さぞ可愛い盛りだった幼いお子さんとの別々の生活は、
お辛く、寂しい時間だったのではないでしょうか。

ですが、そのご相談者様にとりまして辛く長い時間が
お子さんの心身を成長させる時間となった事でしょう。

お子さんがお母さんを亡くしたのが思春期真っ只中‥、
きっと私達大人が想像する以上に苦しかった事でしょう。。

そんなお子さんも、もう28歳。
立派な大人に成長されていらっしゃいます。

お母様を亡くされた悲しさやお辛かった時間を忘れる事は出来ていないとは思いますが、
過ごされた時間で冷静さを取り戻し、心の整理が出来たのではないでしょうか。

親にとっては幾つになっても子供は子供です。
それと同じ様に、子供にとって親は幾つになっても親なのです。
我が子の居場所を知りながら、『今更…』との想いで連絡を取らずに
今後も過ごすのはご相談者様にとりましても、お子さんにとりましても不自然な事ではないでしょうか。
又、後々に『あの時に連絡をしておけば良かった。。』と後悔にも繋がり兼ねません。

そこで、お子さんの動揺や混乱を最小限にする形とし、ご相談者様のお気持ちを考えた上で
私からご提案なのですが、今のご相談者様のお気持ちを『お手紙』にしたためてみては如何でしょう。

お手紙にする事で、お子さんにとりましてワンクッションを置く事に繋がり、
お子さんに考える時間を与える事にもなりますので、お子さんのお気持ちを配慮する事にもなるかと思います。

内容には、
・離婚時から今に至るまで、父親として子を想う気持ち。（決して愛情がなかった訳ではない…など）
・お母さんが亡くなられた事実を知った経緯とお子さんへのフォローの言葉。
・その後の辛かったであろう時間への労い。
・現在のお子さんへの心配。（出来る限りの協力を惜しまない…など）
・今後のお子さんとの関係への希望。（ずっと見守りたい…など）
・会いたいという気持ち。
・ご相談者様の現状やお手紙への返信先や方法。（現住所や電話番号…など）

これらを含めましたお手紙を、もしもお子さんと共通の知り合いの方が居られれば、
その方に間に入って頂きまして、一言添えて直接お子さんに渡して貰うのがベストかと考えますが、
間に入って下さる方がいらっしゃらなければ、ポスト投函でも良いかと思います。
もしポスト投函場合は上記に加えまして、
・お子さんの現住所を知った経緯も書いておきましょう。

そうする事で、父親に想っていて貰ったことへの実感や、
自分に対する気遣いや愛情などを感じるのではないかと思います。

どうぞ、お子さんが辛い時期を過ごしたと知った今、勇気を持ってコンタクトを取ってみて下さい。
もしかしたらお子さんは連絡を待っている事も可能性としては皆無ではないと考えますよ。

同じ年頃の娘を持つ親としましても、具体的にアドバイスをさせて頂きますのでいつでもご連絡下さい。

カウンセラー藤原