あることがきっかけで、友達の態度がよそよそしくなり・・・。

ちょこぱんさん

はじめまして。
ご相談ありがとうございます。カウンセラーの雨野　香です。

仲が良く楽しく過ごしてきたクラスの友達との関係が、以前のように感じられず、
モヤモヤした日々を送られているのですね。

他の友達に相談してみて、「大丈夫！気にすることない！」と言われ、確かに次の日からも話してくれても、
ちょこぱんさん自身が、よそよそしく感じるのでしたら、モヤモヤは晴れるどころか、むしろ「表向きだけなのでは」と想像するのは、ごく自然なことだと思います。

高校生活も残りわずかになり、一日一日が大切な思い出になるこの時期に、
切ない毎日を過ごしているのではと、メールを拝見して、私自身とても胸が痛みました。

私は、小さな悩みだとは全く思いません。
何故なら、その友達のことを「すごく大好き」だとメールに書いていらっしゃるからです。

大切に思っていなければ、表面上は普通に話せる現状に満足するでしょうし、
仲良くなければ、ふとした表情などに「他の子とテンション違った」などとは気づかないはずです。

ここで整理してみましょう。

そもそもこのようになったきっかけは、「クラスの女子はとても仲が良く、いつも楽しく過ごしていた」のに、
その中の一人が、「別の女子に対して不満を話した」時から。

それを聞いていた友達は、気持ち的にだるかったとはいえ、「会話してる内容に対して少しいらだった」という事。

もしかして、その大好きな友達も、ちょこぱんさんと同じように「クラスの女子がとても仲がいい」ことが
嬉しいと感じていて、だからこそ（理由はSNSで不満を言った事が原因だとしても）
その本人がいない場所で悪口を言い合っているのは、イヤな雰囲気だったのでは、と私は想像しました。

ちょこぱんさんは、その場の雰囲気で反論も出来なかったでしょうし、
積極的に悪口を言った側ではないとしても、友達から見ると
「クラスの女子の悪口を聞いていた＝賛同していた」と映ったのかもしれません。

もちろん優先して仲間の悪口を言うつもりもなく、このような関係になるのは意図していなかったと、
私には痛いほどわかります。でも1番伝えたい友達には、その気持ちは伝わっていないのです。

では、こういう時どうすればいいのか？
答えは今回書いてくださったメールの中にあります。

「すごく大好きで、楽しい友達だと思っている。」
「このままモヤモヤしたまま卒業したくない」と、私に聞かせてくださった気持ちを、
そのまま、その大切な友達にお話ししてください。
そして、どれほど悩んだかも・・・・。

もしそんなつもりではないのに、違ったとらえ方をされていた場合は、
「そう感じさせた」のだと受け止めて、一旦はイヤな気持ちにさせた事にお詫びを。
そうすれば、ちょこぱんさんが、誤解について説明をしても、言い訳と感じられにくくなります。

もしくは「考えすぎじゃない？」と言われたら
「ありがとう、その言葉を信じるね。私はさっき話した通り、変わらず大好きな友達だと思ってるので、
これからも、今回のように、直接聞いてもいい？
あなたも、もし私に直してほしいところが出てきたら、直接言ってね。直すように努力するから」と伝えましょう。

「一緒にいて楽しい！」と感じられるステキな友達と出会えるのは、
ちょこぱんさん自身がステキだからですよ。

高校生活で出会えた素晴らしい友達と、これから何でも話し合え、伝え合い、
今まで以上に仲良くなれることを、私は心から祈っています。

雨野　香