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ストレス解消を食に求めてしまう自分が嫌。

お助けお願いします。
20歳女子学生、オーストラリアに一年の留学中です。ここ三年ほど過食で悩んでいます。

特に帰国が迫ってきた最近は、留学を終えた後の就職のことを考えたり、同じ留学中の日本人の友人と自分をくらべると(語学力やコミュニケーション能力など)ストレスの解消を食に求めてしまいます。そのせいで太っています。

最初はダイエットもうまくいっていたのですが、食に対する悩みがなく好きなだけ食べていても痩せている友達を見ると嫉妬してしまい、それで食欲に火がつき、制限していたものを片っ端から食べてしまって自己嫌悪に陥ります。
痩せてきれいになりたいのに苦しいです。

今も本当は大学にいかなくちゃ行けないのに、部屋も汚いし、朝からたくさん食べてしまっているし、なにもしたくない気分でさぼっています。そもそも食べることが生き甲斐のようになってしまっている自分が嫌いです。

本当は過食じゃなくて好きなこと、楽しいことをしたいです。
高校のときに芸大に進みたかったのですが親の反対でいけませんでした。そのことで根に持っていたことを母親に話して泣かせてしまいました。

音楽が好きで大学のときに音楽サークルに入っていましたが、自分よりも後から入ってきた友人の方が同じ楽器の上達が早くて、追い越されてしまったとき、とても悲しかったです。好きなことで誰かに負けるのがとても嫌です。

挑戦したいことはあるけど失敗するのが怖くて、解決を食べることで先延ばしにしています。
他人の前では明るく振る舞っているのですが、たまに会話の輪に入れないときは平気でマイペースを装ってはいるけど不安な気持ちになります。

中学までは海外の日本人学校に通っていて、快活で楽しい生活でした。何を食べても太らなかったし、積極的でいわゆる「クラスの中心的存在」でした。しかし 高校入学と同時に日本に帰国してからどうしても女子校の生活になじめず、まわりの生徒からもからかわれたり、嫌みをいわれたりと失礼な扱いを(勝手に机の上を荷物置きにされるなど)されて、一気に自信がなくなってしまいました。

過去の自分(母はその頃の私を「最盛期」と呼びます)と現在の自分を比べてしまいます。なんだかもう疲れてしまいました。自分がいやです。自分を変えたくて留学させてもらったのに...。
どうしたら過食しないで生きていけるのでしょう。
(ニックネーム: ななこ)

女性

2010年12月27日

20歳

女性

長谷川 さとみ

カウンセラー

長谷川 さとみ

調理師学校を卒業後、パティシエとして洋菓子店やホテルで勤務。

夫が急逝してしまい、いきなりの母子家庭で二人の子育てに奔走する。
そんな中での子宮、卵巣摘出手術を受けるという体験をしてからの転職。
入院していた病院で看護助手兼、事務員となる。

2013年度より、ヘルパー2級を取得し介護職に転身し患者様のお世話に従事する。
2016年からは急性期病院にて病棟看護助手として、看護師のサポートや患者様のケアに従事。

子供が巣立った後もより豊かで自立的な人生を送りたいとの思いから、
2009年より(株)JPAにて心理学やカウンセリングを学ぶ。
現在も(株)JPAでの勉強会に参加し、更なる知識と経験を磨く。


株式会社JPAにて 電話カウンセラー養成講座 修了
          上級心理カウンセラー養成講座 修了
          箱庭療法セラピスト養成講座 修了 
          夢分析セラピスト養成講座 修了
          アドラー心理学、交流分析を学ぶ

JPA公認カウンセラーとして、
「エキサイトお悩み相談室」
「Kokoro Cafe10代ホットライン」にて活動中。

恋愛相談員の回答

「過去と現在の自分を比べるより、未来の自分を描きませんか?」

はじめまして、ななこさん。
カウンセラーの長谷川さとみ と申します。
この度は、メール相談に投稿いただきましてありがとうございます。

遠い異国の地から苦しいメッセージが綴られていて
さぞかし心細く、辛い毎日を過ごされているのでしょうね。

それでも、何とか自分を変えたいというななこさんの
前向きな姿勢も感じられ素晴らしいと思いました。

そんなななこさんの応援をさせていただきたいと思いました。
どうか一緒に考えてくださると幸いです。
よろしくお願いいたします。


ななこさんは今、たくさんのストレスを抱えてしまっているようですね。
文章の中にはとても分かりやすく
自分の気持ちを書いてくださっているので
ななこさんが溜め込んでしまったストレスを見つけられましたよ。

書き出してみますね。

・留学後の就職
・友人と自分を比べて自信がなくなっている。
・大学に行かなければならないのに、さぼっている。
・進みたかった進路を親に反対され諦めた。
・好きなことで誰かに負けるのがとても嫌。
・失敗するのが怖くて、食べることで解決を先延ばしにする。
・他人の前では明るく振舞うが、不安になる。
・過去の自分(積極的)と今の自分(自信がない)を比べてしまう。

改めて見るとどんな感じでしょうか?

どれも目をそらしたい、しんどいことばかりですね。
だから、これらのストレスを見ないで済むために
過食をしてしまうのかもしれないですね。


ななこさんは、とても正直で真面目で頑張り屋さん。
そして、しっかりしたお嬢さんなんだろうな、と感じました。

そして、正直で真面目で頑張り屋さんだからこそ、
人と同じように出来ていない自分を否定したり
不安を抱えてしまう自分を認められないのでしょうね。

でも、こんなにたくさんの不安を抱えていては
逃れたいと思いますよね。

今のななこさんは、食べていないと苦しくて息ができない
という状態なんですね。
それでは、本当にしんどくて生きていけないですよね…
それなのに、よく頑張っていますね。
今までも、よく頑張ってきましたね。

だから疲れても当然ですよね。
そりゃあ疲れますよ。こんなに頑張っているんですから。


そんな自分が嫌で変えたいと思っているんですね。
そして、過食せずとも生きていけるには…
と考えているんですね。


先程、ななこさんの抱えているストレスを
たくさん書き出してみました。
見るのは辛いことだったかもしれませんが、
このストレスに蓋をして見ないようにしてしまうと
どんどん大きな塊になっていくのです。

そして逃れるために過食へと走ってしまう。
そのことで自己嫌悪に陥り、また過食は止められない。
悪循環ですよね。

私は、不安を全て無くすことはできないと思います。
多かれ少なかれ、生きていれば何かしらの不安はあるでしょう。
でも、そんな不安や失敗などが教えてくれる、
ということもあると思っています。

ストレスの正体を知っていれば、その対策が出来ると思うのです。
そのためには、不安とも付き合っていくことが
実はより良く生きていく術だと思います。


もう一度、ななこさんのストレスを
一つずつ見ていきましょう。


『就職』
帰国してから、大学の方としっかり取り組み就活をしてけばいいですね。
今から心配するより、今を楽しんでほしいと思いますよ。


『誰かと自分を比べたり、負けるのが嫌』
人はそれぞれ得意分野、価値観も考え方だって違いますよね。
比べてしまうときりがなくて、周りの人はみんな自分より
優れていると感じてしまって、自信だってなくなりますよね。
ななこさんのしたいこと、出来ることは何ですか?

負けるのが嫌というのはいいことでもありますよね。
いっそう努力するチカラになる。

逆に、勝ち負けではないとしたら
自分なりの楽しみ方を見つけることもできるのではないでしょうか。
自分の好きなことだから、自分が楽しめることを
考えた方が楽にできませんか?


『自分の夢を親に反対され諦めた』
まだ学生で親がいなければ生活できないのは事実ですね。
親御さんの反対された理由は分かりませんが
しっかりと納得するまで話合ったのでしょうか?

とっても悔しかったのでしょうね。
親の言うことを聞かなければと思いますよね。

でも、自分の意見もしっかり主張していいと思います。
根に持つよりも、自分はこう思った。こうしたい。という
気持ちの言葉で表すほうが伝わると思いますよ。


『失敗が怖くてチャレンジできず、食べる ことで解決を先延ばし』
挑戦したいことがあるなんて、素敵ですね。
でも、失敗したらどうしよう…
そう思えばホントに怖くなって何もできないですよね。

私にもそんなときがありますが、何もしないと事態も変わらず
結局同じところで止まってしまい嫌なんです。

だったら、考えるより実行してみようかな
と、考えるようにしています。覚悟を決めて…

でも、意外と恐れていた失敗も大したことなく進める、
ということもあるんですよね。
一歩でも、半歩でも踏み出してみて
様子をうかがってもいいかな、とも思います。

解決を求めるより実行してみたら、
実はそれが解決になる。
こんなこともあるのではないでしょうか。


『他人の前では明るく振舞うが、不安になる』
頑張っちゃうんですね〜 えらいな…
ひょっとしたら、中学のときから常に頑張っていたのかも…
もちろん無意識にね。

女子校でなくても、からかわれたり嫌みを言われたり
することだってありますよね。
世の中には失礼な人もいっぱいいるでしょう。

でもそれは、【ななこさんだから】というわけではないと思います。
私も日々の中で、そんなこともあります。
嫌だと感じた時は相手に言ってみましょう。

そのときの自分の気持ちを、例えば
「私は傷ついたよ。」「私は悲しい。」「私は嫌な気持ちです。」
これらは自分の口で言わないと相手には伝わらないんですよね。

ちょっと勇気がいるかもしれないけど、
自分の中で我慢していると知らない間にストレスになってしまいます。
自分の中から吐き出してしまいましょう。


『過去の自分と今の自分を比べてしまう』
まず私が大事だなと思うことは、
【ななこさんの人生はななこさんのものである】
ということです。

過去の自分も今の自分もななこさんのすべてではないですか?
私は今の頑張っているななこさんを大事にしてほしいなと思います。

せっかく親元から離れているのですから
この際、お母さんから言われたことなど手放して
自分が伸び伸び、あるがままに振舞っていいと思いますよ。

ちょっと語学力やコミュニケーション能力が足りないと感じても
それでななこさんの全てが決まってしまうわけではないですよね。

「クラスの中心的存在」であっても、なくても
ななこさんの価値と比例するわけでもないと
私は思うのですが、どんな風に感じますか?


過去の自分があって、今の自分があり、
そして未来の自分もありますよね。
今の自分を変えるというより、これからの
未来の自分はどうしますか?

今の自分は遠い国で一人で十分頑張っている。
そんな自分のことを認めてあげてほしいな、と思います。
もっと気持ちを表現してみてください。

不安な気持ち、寂しい気持ち、悔しい気持ち…
溜め込まないで出してみてください。


まだまだ未来が広がっているななこさんが
挑戦したいことに挑んでいけますように、
そして
これからも自由になって留学生活を続けていけますよう
私はここから、いつでも応援しています。


長くなってしまいましたが、
最後まで読んでくださって
本当にありがとうございました。


長谷川さとみ

回答した恋愛相談員

長谷川 さとみ

退席中

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長谷川 さとみ

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