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子育て放棄している娘、私の育て方が悪かったのか・・・

子育て放棄をしている娘の悩み

育児を放棄して遊んでいる18歳の娘。自分の育て方が悪かったのではないか..。と誰にも言えない悩みにカウンセラーがお応えします。

娘のことでどうしたらいいか悩んでます。

18歳の娘はバツ1で1歳になる娘(孫)と、祖父母の家(私の実家)で暮らしています。

暮らしていると言っても、ほとんど娘は家にいません。
仕事なら応援しますが、彼氏の家に入り浸り、男に依存しています。

昼間に4時間程度のバイトをし、孫はその間は保育園に行っています。
娘のしている育児と言えば、保育園の送迎くらいです。

まだ若いし、遊びたい気持ちは充分わかります。
だから、遊ぶなとは決していいません。娘は、自分優先なんです。

子供は可愛い、手放したくない、でも世話はしたくない、彼氏や友達との約束があるから無理、父親(孫の)に育ててもらうのは嫌、渡すなら死ぬ、でも、自分が世話するのは無理、遊びたいから・・・こんな感じです。

私の両親も、娘の態度に激怒し、心身ともにかなり限界です。
私は、仕事の関係で両親とは一緒に住んでいません。

すぐ近くには住んでいるので、できる限り時間のあるときは実家に行き、孫の世話をしている状態です。

娘と何度もけんかしたり、話したり、思いを伝えたりしてますが、全く届きません・・・聞く耳もないようです。

自分が情けなくって仕方ありません。こんな風になってしまったのも私の育て方が悪かったから・・・

今から、どうしたらいいでしょうか。
娘に、どうやったらわかってもらえるのでしょうか。
孫のこともかわいそうで申し訳なくって・・・

女性

2010年6月17日

41歳

女性

長谷川 さとみ

カウンセラー

長谷川 さとみ

調理師学校を卒業後、パティシエとして洋菓子店やホテルで勤務。

夫が急逝してしまい、いきなりの母子家庭で二人の子育てに奔走する。
そんな中での子宮、卵巣摘出手術を受けるという体験をしてからの転職。
入院していた病院で看護助手兼、事務員となる。

2013年度より、ヘルパー2級を取得し介護職に転身し患者様のお世話に従事する。
2016年からは急性期病院にて病棟看護助手として、看護師のサポートや患者様のケアに従事。

子供が巣立った後もより豊かで自立的な人生を送りたいとの思いから、
2009年より(株)JPAにて心理学やカウンセリングを学ぶ。
現在も(株)JPAでの勉強会に参加し、更なる知識と経験を磨く。


株式会社JPAにて 電話カウンセラー養成講座 修了
          上級心理カウンセラー養成講座 修了
          箱庭療法セラピスト養成講座 修了 
          夢分析セラピスト養成講座 修了
          アドラー心理学、交流分析を学ぶ

JPA公認カウンセラーとして、
「エキサイトお悩み相談室」
「Kokoro Cafe10代ホットライン」にて活動中。

恋愛相談員の回答

「愛情を持って手を離す、それが娘さんの自立へと繋がるのではないでしょうか」

はじめまして、ゴールドさん。
長谷川さとみと申します。

この度は、ご相談メールをいただきまして
ありがとうございます。

じっくりと読ませていただきました。
ゴールドさんの母親としての苦悩が、同じ年頃の娘を持つ私にも、
とても他人事とは思えないという気持ちで
痛いくらい伝わってきました。

そんなゴールドさんの苦痛が少しでも和らぐものになるように、
一緒に考えていけますよう、努力したいと思っておりますので、
どうかよろしくお願いいたします。



ゴールドさんは、母親として娘さんに対して

<まだ若いし、遊びたい気持ちは充分わかります。
だから、遊ぶなとは決していいません。>

と、とても理解をされ娘さんの気持ちを
尊重なさっておられますね。
立派なお母さんなのですね。

自分優先で生きている娘さんに対して
なかなかそんな風に尊重できないのではないかと
私は思ってしまいます。

お孫さんが1歳ですと、生まれてから割と早くに
娘さんは離婚なさったのでしょうか?
数々の事情があったのでしょうが、
まだ十代での結婚など、さぞかし苦難がたくさん
あったのではないかと推測いたします。

それらを、ゴールドさんや実家のご両親まで
みんなで協力し、娘さんを支えてこられたのですね。
周りにこんなに愛されていることを
娘さんには解かってもらいたいですね。



では、ご相談内容を少し整理させていただきますね。

・娘さんは、自分優先で子育てをしない。
・実家のご両親も心身ともに限界にきている。
・母親として思いは伝えるが、娘には届かず自分が情けない。

どうでしょうか?
これらをひとつずつ考えていきたいと思います。


●娘さんは、自分優先で子育てをしない。

ゴールドさんも理解されているように
まだ18歳の娘さんは遊びたい盛りのようですね。
きっと周りのお友達もまだ学生であったり、
社会人としてもスタートしたばかりという人が
多いのではないでしょうか。

自分だけが子どものために、そんな環境と遮断されてしまうと
誰でも苦痛を感じるのではないかと思います。
ゴールドさんもそう思うから、娘さんの気持ちを尊重し
協力してあげているのでしょうね。

やさしい、理解あるお母さんなんですね。
中には、こういう子どもに対して『勘当』する親も
いると思うのですが、ゴールドさんは
全てを引き受ける覚悟をされたのでしょうね。
親の愛情あってこその決断だったのではないでしょうか?
素晴らしいですね。

ただ、残念なことに娘さんにはその親からの愛情が
届いてはいないようですね・・・
そして、全てを引き受けてくれるお母さんがいる
との思いから、それが許されると思っているのかもしれません。
無理もないでしょうね。まだ18歳の子どもですから・・・

ですが、十代でも結婚をし子どもを産んだ事実は
変えられませんよね。
離婚はしても、子どもを引き取ったからには
育てていく義務があるという事実も
変えられないのではないでしょうか。

そういったことは、ゴールドさんからも娘さんには
伝えてこらたのですよね。
きっと、娘さんも頭では解かっているのではないでしょうか。

ただ、本来自分がやらなくてはいけないことを
誰かがやってくれるとしたら、
「お母さんに頼っていいなら甘えたい。」
「保育園の送迎だけならできそう。」
「おじいちゃんやおばあちゃんも頼れるんだ。」
と、娘さんが思ってしまうかもしれませんね。
誰だって、楽なほうがいいと
流されてしまうこともあるのではないでしょうか。


それでも、自分が産んだ子はかわいいと思える。
だから引き取りたいとなったのですよね。

引き取ったからには、それなりの義務を果たすという
リスクも付いてくるということを理解されているのでしょうか?
その義務を果たしているのは、親であるゴールドさんと
そのゴールドさんの両親である。
ということになってしまっているのでは、と感じます。

<子供は可愛い、手放したくない、でも世話はしたくない、
彼氏や友達との約束があるから無理、
父親(孫の)に育ててもらうのは嫌、渡すなら死ぬ、
でも、自分が世話するのは無理、遊びたいから・・・>

人生は自分の思うことばかりが通るとは限りませんよね。
【大事な何かを得るために、別の何かを捨てなければならない】
という選択をする時があると私は思うのです。

娘さんは自分で産んだお子さんを選んだ。
それを選んだことによるリスクを受け入れて
なかったのかなと感じました。
そして、その リスクを受け入れてしまったのは
親であるゴールドさんなのですね・・・

ただ、娘さんがお子さんを選んだことによって、
自分の自由を全て捨てなければいけない、
ということではなく、全て捨てなくてもいいように
ゴールドさんが少しサポートしてあげればいいのでは
ないかなと考えますが、少しのはずが
気が付けばほとんどのことをやってしまっている。
そんな状態になっているのではないでしょうか。


きっと、はじめはゴールドさんも
「協力するから、がんばっていこう」と
思っていたのではないですか?

ところが、実際はゴールドさんやご両親が
娘さんの代わりにやってあげることで
娘さんは「自分で引き受けなくてもいいのかも・・・」
などと受け取ってしまったのかもしれませんね。


娘さんには娘さんの人生がありますよね。
自分の人生の代役は誰にもできないよ、
と教えてあげることも親の務めではないでしょうか。



●実家のご両親も心身ともに限界にきている。

親とはなんとありがたいものかと思い知らされます。

ご両親は、お孫さんの態度に激怒しながらも、
娘であるゴールドさんのために、
孫と曾孫の世話をされているのですね。

ゴールドさんは仕事の関係上、ご両親とも娘さんとも
一緒には生活されていないのですね。
時間を作ってはご実家に行き、孫の世話をしているのですね。

もちろん、ゴールドさんの生活も大事ですよね。
お仕事にも制約があると。
忙しい毎日に加え、自分の家とご実家の行き来は
さぞかし大変なことでしょうね。

そんな姿を見かねて、ご両親も協力してくれているのですね。
まさに【愛情の連鎖】を感じます。
自分たちの孫のため、それはすなわち
自分たちの娘であるゴールドさんのために
曾孫の面倒まで見てくれている。
ありがたいことですね・・・

けれど、孫の態度には激怒されている。
しかも心身ともに限界にきているのでは大変なことですよね。

先ほど、娘さんが負うはずのリスクを
実際は、ゴールドさんが負うはめになっているのでは?
ということを書きましたが、
実は、そのリスクを一番背負ってくれているのは
紛れもなくこのご両親なのではないでしょうか?

ゴールドさんが娘さんの気持ちを考え
リスクを引き受けたように、
ご両親もまた、ゴールドさんの気持ちを考えて
更にそのリスクを引き受けてくれている。
私にはそう思えてなりません。

ですが、ご両親はいつも自分優先の孫と
まだ赤ちゃんの曾孫の世話をこなす毎日なんですね。
二人の子どもの世話をするのは大変な事だと思います。
きっとまだお若いご両親なのでしょうが、
お二人にも生活はあるでしょうし、
お孫さんにはきついことも言えないという
ことだってあるのではないでしょうか。

きっと無理をしてがんばってくれているのでしょうね。
けれど、このままいつまでも続けることは
もうできないと考えておられるのですね。

実は、ゴールドさん自身も無意識のうちに
いつの間にかご両親に甘えてしまっている、
そんな状況になっているのかもしれないと感じました。


ゴールドさんが娘さんに手を貸してあげた。
そして、ご両親もゴールドさんに手を貸してあげている。
同じようにするんだな・・・
と私には見えるのですが、ゴールドさんも試しに
こんな視点で見るとしたら、どんな風に感じられますか?



●母親として思いは伝えるが、娘には届かず自分が情けない。

いつまでも、親や祖父母に頼ってばかりの
生き方はできないということ。
娘さんには責任を持って子どもを育てる
という自立した生活をしてほしい。

こういったことを、親としてゴールドさんが
娘さんに伝えたいと思われているのではないでしょうか。

何度も話し合い、親としてのゴールドさんの思いは
伝えているのですね。
けれども娘さんには届かない・・・

辛いですね。寂しいですよね。
こんなに子どものためを思って言っているのに・・・
「何で分かってくれないの。」
「こんなにいっぱいやってあげているのに。」
「おじいちゃんや、おばあちゃんまで協力してくれているのに。」

こんな風にも感じておられるのではないでしょうか?

そして、自分の育て方が悪かったのか・・・
と自責の念に押しつぶされそうで苦しいのですよね。

自分の思いが相手に伝わらない時、
自分を責めたり、また相手を責めたりと
どうにもならない感情を持ったまま
もう、どうしたらいいのかもわからなくて辛いですよね。

そんなとき、
いつもの自分のやり方と 違う方法を試してみる。
という考え方もあるのであげてみます。
それは、
【自分の視点を変えてみる】ということなんです。
いつもの自分の視点を変えることで、
今まで見えてこなかったヒントが見えてきたりするのです。

どういうことか、やり方を説明しますね。

自分や相手を責めても一向に前には進まないので
とりあえず隣にでも置いておく。
娘さんの姿ばかりを追っているのもやめて、
今度は自分が今やっていることを客観的に見つめてみる。
『客観的』というのがポイントですよ。
まるで他人のことを見るように、自分の行動を見つめるのです。
そこにはどんな自分の姿が見えてくるでしょうか。
その姿にヒントがあったりするのです。

つまり、娘さんとゴールドさんの関係を
少し引いた視点をから見つめてみたら、
どんな娘さんの姿と、自分の姿がみえるのでしょう。
そして、その姿をどう感じるでしょう。


子どもはいつか、必ず自立して親元を離れなくてはならない。
と私は思っています。
それなのに、自立されたら寂しいかも・・・
と、どこかで無意識に感じてしまうことがあるかもしれません。
けれど、子の自立を願うなら、
まず親が先に自立することが大切なのではないかと思うのです。


愛情にはいろんな表現があると思います。
ときにやさしく。
ときに厳しく。
そして、信じて見守る。など・・・

子どもにかける愛情も、やさしさだけに偏ったり
厳しさだけに偏ったりしたら親子の関係はどうなるでしょう?
やはり、やさしさも厳しさも、そして信頼も
バランス良く与えたいなと私は思います。

ただ、厳しくすることや信じて見守ることは、
親としても勇気や覚悟がいることですね。

けれど、その勇気や覚悟を持って子育てすることが
まさに自分の自立であったり、
子の自立になっていくのではないでしょうか。


ここまで目を通していただいて、
今ゴールドさんはどのように感じていますか?


私は、ゴールドさんの娘さんにも、
自立して生きていくチカラがきっとあるのではないかと思います。
手を貸さなくても、自分で歩いて行けるチカラがあると。

親としてゴールドさんが少しの勇気と覚悟を持って、
そんな娘さんを、信じて見守り手を離すことで
やがては自立へと向かうのではないかと思うのです。


何より大切な、まだ小さなお孫さんのためにも、
それぞれがお互いの人生を責任を持って生きていく。
それができれば、困った時はいつでも
助け合える関係になれるのではないでしょうか。


ゴールドさんが望む親子関係はどんなものでしょう?


私は、ゴールドさんが娘さんとお孫さん二人の生活を
ご両親と一緒に楽しく見守ってあげられる、
そんな親子三代になれれば素敵だな・・・
と心から思っております。



長くなりましたが、
最後まで読んでいただきまして
ありがとうございました。

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