子供が思うようにならない育児中のイライラ

かおりさま

はじめまして。カウンセラーの小林実穂と申します。

かおりさん（お返事をするにあたり、以下親しみを込めさせて頂きかおりさんと呼ばせて頂きます）
のご相談を拝見させて頂いて、思わずお返事を書かずにはいられない気持ちになってしまいました。

どうぞよろしくお願いいたします。

ご相談の内容を拝見して、かおりさんが、子育てを毎日とても頑張っていらっしゃる事、また、３歳の息子さんをとても愛されているのがよく伝わって来ました。

『叩いたり、乱暴に扱ったり、この前は初めて背中を後ろから蹴ってしまいました。

自分はこのまま、子供をどんどん虐待してしまうのではないか、将来のこどもの人格形成に悪影響を与えるだけの母親なんじゃないか、と死にたくなりました』

と正直にこちらのサイトにご記入されたのは、かおりさんは辛いながらも息子さんの事を思い、愛しているからこそ自戒の念を込めてご記入されたのだと思います。

息子さんに虐待をしてしまう自分を責めてしまうのですよね。
かおりさんが愛している息子さんだからこそ苦しくなってしまうのだと思います。

質問が多いのも、幼児期の特徴でもありますが、かおりさんが周りから言われてお気づきの通り、息子さんはとても好奇心が旺盛で、その知りたい欲求は、健全に育っている証しであり賢いお子さんなのだと思います。

言うことが聞けないのも、成長途中の子供だからです。
かおりさんの息子さんが特別なのではなく、子供とはそういう過程を経て、ルールを守れる大人に成長して行きます。
人に対して傷付けるような事や、危ないこと、してはいけない事などは、その都度大人が教えていかなければなりません。
それは根気のいる作業だと思います。
生まれてからまだ３年の息子さん。　

まだまだ人生スタートしたばかり。これからたくさんの学びをしていく事と思います。
今はその過程なのです。

だから失敗したり、一度出来たことが出来なくなったり、そういう事を繰り返しながら、少しずつ成長して行くのが子供なのです。

大人としては自分の時間軸で子供を見てしまい焦ってしまうのですが、根気よく、良いこと、悪いこと、をその都度教えてあげる事で、気が付いたら、何も言わなくても出来るようになっていた、という成長が見られる日が来ます。

それを今すぐに、と求めるのではなくて、子供は必ず成長しているので、少し待つような気持ちで大らかに見守るような気持ちでいてあげてください。

そうは言っても、目の前でこちらの望むことが出来ないと、ついついイライラしてしまうかと思います。
でも、それは今の時期は当たり前と受け止め、成長する息子さんを信じて待ってあげてください。

かおりさんは、三回も言って聞かせる、とあったように、息子さんに対してとても丁寧に説明してらっしゃいます。それは、必ず、息子さんの中に入って行っているはずです。
分別がつくような行動を伴うまでには、少し時間を要すかもしれませんが、かおりさんが息子さんに対して教えていらっしゃる事は必ずや、息子さんの成長と共に実を結びます。

イヤイヤが多いのも自己主張の表れであり、己の確立に成長が見られる証しです。

ダメな事はダメとしっかり教え、でも良く出来た時や何かを守れたりした時などは、うんと褒めてあげてください＾＾

息子さんはかおりさんから認められる事で、かおりさんの言うことも受け入れやすくなると思いますし、イヤイヤもやみくもにではなくて、少しずつ自分の主張もおさえて言えるようになって来る日が来ると思います。

子供がいると、思うように時間配分も出来ませんよね。
大人だけで支度をする分には時間を計算する事が出来るけれど、子供がいるとどうしてもプラスαの時間が取られてしまいます。
思っていたように事が運ばないのも、子供が小さいうちは仕方のない事と割り切り、その事を忍耐強く乗り切って行くことで、親の方も気付くと子供と一緒に人として成長しているものです。

子供はエネルギーの塊です。
大人の方が体力があるように一見思うけれど、子供のエネルギーに大人はとても敵いません。
すべて付き合おうとするのではなくて、ママとしては息抜きの時間も必要ですので、お昼寝の時間などには一緒に寝てしまったり、好きな事をしてみたり、時には上手に手抜きをしてみてください。

かおりさんはとても息子さん思いの素晴らしいママです。

頑張り過ぎている自分を労ってあげてください。

かおりさんはとっても良く頑張っています！
そんな頑張りやさんの自分自身を褒 めて認めてあげてください！

息子さんもすくすくと育っているのが感じられ、とても喜ばしく思います。

どうか息子さんの人生の中ではわずかな幼少期を親子で楽しんで過ごされてください。

ママを経験した人は皆同じ悩みを持っています。

悩んでいるのはかおりさんだけではありませんよ。
どうかご自身を責めないで。

なるべく一人で抱え込まないで！
ママ友達に相談してみるのもよし、また息詰まるような事がありましたら、休憩がてらお電話をくだされば
いつでもお話を伺います。

素敵なママであるかおりさん、応援していますからね！！

小林実穂