「不倫関係　彼を失うのが怖い」

このメール相談にご相談をお寄せいただき、あなたのお話、真摯に聴かせていただきました。

これまで、お相手と8年前に出会い、関わりの中で彼への恋心が芽生え、自分の中だけでそっと隠していた気持ち。誰にもお話をせず、お一人で悩んでいたこと。
そして、この場を「安心して話せる場」として、お話をいただいたこと、ありがとうございました。

あなたにとっては、とても勇気がいったことと存じます。
しかしながら、このことは、「あなた自身の幸せ」を考える一歩を踏み出した行動であると私は捉えました。
とても大切な一歩ですね。この相談が「あなたらしく」生きることを考える一助になればと私も心から願い少しお話をさせていただきます。

「お相手に恋心が芽生えてた、やはりそれをぶつけていい相手ではない」
「自分の中だけでそっと隠していた気持ち」
こうしたお気持ち抱いて日々過ごしていたこと、とてもあなたにとっては、辛い日々であったと捉えました。この間お相手に、あなたの幸せのために、「求めたかったこと」「期待すること」、そんなお気持ちが沸いていたとしたら辛い感情を日々抱いていらっしゃったのではないでしょうか。

「彼が、家庭外の刺激を求めているからで、そこに愛がないこと」
「彼が、あなたを好きだと言ってくれる、それはあなたを引き留めていたいだけ」
「彼は家庭を手放す気がない」
「この関係に未来がない」
「そこに本当の幸せがないこともわかっている」
「割り切った関係でいられると思っていたがしんどい」
「彼を失うことが怖い」
「彼じゃなきゃと思うこの気持ちをどうにかしたい」「彼はあなたを失っても痛くも痒くもない」
「あなたは、どうしようもなく痛い」
冷静な想いを綴られています。

現実を理解し理性ではわかっていても、でもどうしようもない揺れ動く感情。
「自分がどうしたいのか何がしたいのかわからない」と感じ、次の一歩が踏み出せない状況にあることも、辛さがさらに募っている。痛いほどわかります。
孤立にも似たご様子、その孤立感が今のあなたのこころに大きく影響しているのではと、お話を聴き感じたところです。

□ 誰かにお話をしたくなった・・・

その気持ちを、「今回お話してみよう」と思ったこと。
それは、あなたの気持ちの中で、「このままでいいのだろうか」というお気持ちが生まれてきたのでしょう。あなたが、「なんとかしたい」と今客観的に思ったからではと私は感じましたがいかがでしょうか。

□ 自分がどうしたいのか何がしたいか

「これからどうしていきたいのか」
「自分がどうしていきたいのか」「何をしたいのか」
「彼じゃなきゃと思うこの気持ちをどうにかしたい」
今のあなたのお気持ちから解放されたいと感じているのでは・・・。もちろん、「彼を失うこと」への不安、恐怖感も受け止めました。

□ 今ここで、ご自分に問いかけを・・・

今ここで、「あなたにとってほんとうの幸せとは」というお気持ちを素直にご自身に問いかけてみることは出来ますか。
冷静に、
「この状況下で、今得られているものは・・・」
「この状況下で、失われているものは・・・」
「あなたが描く幸せがあるのか・・・」
少し厳しい問いかけですが、あなた自身で少し考えてみることはどうでしょうか。

「自分は幸せになることが出来る」というお気持ち、あなたのこころの中のにも必ずあるはずです。

私は、あなたのお相手とのこれまでの関係を否定するつもりは全くありません。
「わかっていてこの関係に踏み込んだ自業自得」とあなたが責める必要もありません。
むしろ「こういう自分もいる」と思っていただき、ご自身を認めてあげることも大切だと思います。

こういうとき、あなたひとりでお考えになることには限界があるかもしれません。
辛いことかもしれません。自分自身を追い詰めてしまうこともあるかもしれません。
今あなたの想いを、誰か気の許せる方にお話を聴いてもらうことも一つの選択肢だと思います。

すぐに答えは出るものではありませんが、これまで一人で抱えてきた気持ちを、内から外に出しすことは今のあなたにとって大切なことです。

「あなたにとっての幸せとは何か」
そこにはたどりつくまでには、時間がかかるかもしれません。
ただ「幸せに生きていく」ことが出来ることを諦めないで欲しいと私は思います。

今のお相手との関係の中にそれを感じることになるのかもしれません。
次の道をすすむことになるのかもしれません。
それはあなた自身の正直な気持ちと向き合う中で見えてくると私は思います。

今、このとき、あなたのこころと向き合うチャンスと私は捉えましたがいかがでしょうか。