片思いの相手からLINEの返信がないのですが、また送るのはNG？

相手が既読スルーか未読スルーかによる

成子カウンセラー(以下成子)：LINEについては、相手が既読スルーか未読スルーかによりアドバイスが違ってきます。

まず未読スルーの場合の男性心理は「読んでいないから俺は悪くないよ」という意味です。あえて読んでいない可能性が高いので、さらにメッセージを送ることは控えたほうが良いでしょう。

一方、既読スルーの場合は、さらに相手の男性の性格傾向により違いが出てきます。コミュニケーションが不得意な方の場合、既読をつけることが「読んだよ、わかったよ。」のサインの場合があるので、またメッセージを送ることがNGと一概には言えません。

みつき：どれくらいの間、返事を待つのが普通なのでしょうか？

成子：「2週間以上間が空くと、相手への好意がワンランク下がる」という統計結果があります。なので、LINEを送信後10～14日の間の、週末の夕方以降にメールを送ることをおすすめしています。

ちなみに、カップルの場合は4日です。基本的に男性は、仕事をしている時に女性のことを思い出しませんが、性的欲求が沸いてきた時は思い出します。男性の生理的現象のサイクルは平均的に4日なので、カップルの場合は4日後頃にメールするのが良いでしょう。

さて、メールの内容についてです。女性は以前送ったメールの続きを送ろうとする傾向がありますが、実は男性はそれを嫌がります。物事を続きとして捉える女性に対し、男性は翌日に繰り越さず1日で区切る傾向があるからです。

つまり、10～14日後以内に今までのLINEのやりとりとはまったく関係のない内容、例えば彼の好きなことを話題にするなど、何もなかったように連絡をしてみましょう。

ちなみに恋愛心理学では、男女で恋愛速度が約5倍違うと言われ、男性のほうが距離感が縮まるのが遅い傾向にあります。例えば1ヵ月付き合っても、男性は5～6日しか一緒に居ないような感覚です。

また、年齢によっても恋愛の重要度は変わってきます。例えば、25歳くらいからは、男女共に恋愛の重要性ランキングが変わると言われています。特に男性の場合、恋愛の重要度は下がり、上位を占めるのは、仕事や仕事へのモチベーション、リラックスするための自分の時間、趣味嗜好などになります。30代～40代になると恋愛の重要性はもっと下がります。

つまり、男性にはこのような傾向がありますので、半日で返信がないことを催促してしまうと、破綻する可能性が高くなってしまいます。

次に女性心理についてお話ししますね。LINEの返信がたった半日来ないだけで不安になってしまう場合、恋愛依存度が高いのかもしれません。

みつきさんは、良い返事が来るとバラが咲いたようにご機嫌になり、返信がないと泥沼に落ちたように落ち込むことはありませんか？

落ち込んだ時、こんなにつらくて不安な原因は、私が彼のことを好きな証拠だと思い込んでいる可能性があります。この繰り返しが、情緒不安定な言動につながります。

自分の中である程度コントロールする

みつき：気にせずに過ごすにはどうしたら良いのでしょうか？

成子：ひとりの異性に夢中になってしまうオンリーワン症候群は、余裕がなくなりしつこくなりがちです。恋愛依存が強い方は、実際に会わなくても良いので、マッチングアプリなどでメールで会話できる男性を何人か作ると、少し気持ちが楽になりますよ。

ちなみに恋愛心理学上では、恋愛は相対性と言われていて、いわゆる運命の人はいません。

学生の頃を思い出してみてください。頭が良くて運動ができてかっこいいから〇〇くんが好き、学校の中なら〇〇先輩が好き、というようにＡよりＢよりＣと比較して選んでいたことはありませんか？比較対象が近くにあるため、明確に判断できた時代です。

ですが、社会人になると比較対象がいなくなります。同じ年代の男性ばかりではないので、比較する感覚をなくし、出会った男性を運命だと勘違いし、思い込みでその人を追いかけてしまう場合があります。

その点マッチングアプリは、名前・年齢・職業などデ―タとして比較対象がたくさん見れる状態ですよね。そこでコミュニケーションをとってみると、良い人は意外とたくさんいることに気が付きます。アプリにハマってしまうと逆に答えがでなくなってしまうので注意が必要ですが、自分の中である程度コントロールできれば、好きな人のことだけを考えてつらくなる状況よりは楽になりますよ。