新企画 恋のお悩み、お答えします カウンセラーがインタビュー形式で恋のお悩みにお答えします。

片思い・不倫・性など…周りの人に相談しにくい恋愛の悩みや不安に、毎回人生経験豊富なカウンセラーが回答します。

お悩み種別恋の悩み

【お悩み相談Vol.6】私の彼氏はモラハラ?

今回は、恋に関するお悩みに、パートナーシップについての相談を得意とする「大羽莉子」カウンセラーがお応えします。

今回のお悩み

友達が多く、私にも紳士的に振る舞ってくれるところが好きになり、半年前に彼と付き始めました。最初は優しかったのですが、最近、2人の時に私のことをブスだと言ったり、何か失敗をしたら執拗に責め立てたりします。私の彼は、モラハラでしょうか?だとしたら、どう対処するのがいいのでしょう?

まい(女性 32歳)

まず、自分の本音と向き合うことが必要

大羽カウンセラー(以下大羽):威圧的で話し合いが難しい、「そんな風に言わないで」とお願いしても聞いてくれない、という状況でしょうか。もし彼のモラハラを疑ってしまうほど、人格や尊厳を傷つけられているのでしたら、自分に原因があるのかも?と自己肯定感を下げてしまう前に離れた方がいいと思います。

話し合いを諦めて別れを決めた場合は「モラハラが嫌だから別れたい」ではなく、「あなたに問題があるわけではない、私に問題があって一人になりたい。」という伝え方が好ましいです。

でも、まいさんは今、彼と別れたい確信には至っていないのではありませんか?
彼のことを好きな気持ちもあり、なんとか上手くいく方法を探したいのではないですか?

では、別れればいいという一般的な解決方法ではなく”問題は必然があり起こっている”という前提のもとにお話しますね。

まず、彼からのモラハラ・否定・無視などは、まいさんがご自身の本音に気がつくためのダミー問題だと視点を変えてみてください。

男性から女性へのモラハラは、女性が自分の本音を押し込めて無理をしていたり、嫌われないように頑張り過ぎていたり、相手に合わせすぎて自分らしさを表現できていなかったりと、他人軸になっている時に現れる場合があります。

男性は女性を幸せにしたいのに、彼女は笑顔になってくれない・彼女の本音がわからない、自分には本音で向き合って欲しいと感じた結果が、そのうちにモラハラとして現れます。男性は、そのことを自覚してモラハラをするわけではなく、無意識です。

モラハラは、苦しく辛く涙もでてきますよね。
自分の本当の感情を湧きたたせてくれる出来事と捉えましょう。
本当は、もっと優しい現実で教えてくれるといいのですが…。

でも、とことん傷つかないと変われないほど、まいさんは、感情に大きな蓋をしているのかもしれません。
本音に蓋をせず、弱くてずるい自分も受け止めて、もっと自由に生きていい、というメッセージだと捉えてみてください。

まい:なるほど…。具体的にはどうすればいいのでしょうか?

大羽:まず、自分の本音と向き合うことが必要です。楽しくないのにやっていることはありませんか?また、自分はどんな他人操縦法を持っているのかを内観してみてください。人間は誰しも自分独特の他人操縦法を持っています。
例えば彼は、威圧や脅迫などの力技でまいさんを操縦しようとしていますよね。

まいさんはどうですか?泣くこと?自分の本音を抑えて作り笑顔をすること?我慢すること?自分の特徴を書き出してみましょう。
内観していく中で、自分の中の「見捨てられる不安」「孤独感」「コンプレックス(弱く汚く感じる受け入れ難い要素)」を受け入れて行きましょう。

モラハラしなくても、まいさんは本音や弱い部分を見せてくれる、自分の弱い部分も受け止めてくれる状況になれば、彼にとってモラハラは有効な手段ではなくなり、モラハラをする意味がなくなります。

このような内観は、言葉の暴力を受けながらだと難しい時もありますので、今回のようにカウンセラーにお手伝いしてもらうことをおすすめします。
ひとりで頑張るのではなく、相性のいい伴走者を見つけて、フィードバックをもらいながら少しづつ進めてほしいと思います。

自分をいかに幸福にするかがテーマ

大羽:また、彼のモラハラに対応する時の注意点もお伝えしますね。

1. モラハラの言葉を良し悪しでジャッジしないこと

彼の言動にいちいち傷つかないことです。嫌われている・愛されていないという判断ではなく、私がまだ無理していたり頑張りすぎていることを見抜かれているメッセージだな、と受け取ってみてください。

2. 自分自身の一貫性をもつ

彼の機嫌や言動によって、自分の気分や態度を変えないことです。モラハラに限らず何か問題が起きた時は、自分を責めるのではなく、この問題に対応することで自分の器が広がり、楽に生きていけるようになるための事柄だと考えてみましょう。そうすると、自分の成長を感じることができ、自分のことが好きになれるはず。

モラハラ問題に直面するということは、自分の幸福感が足りていない状況。自分をいかに幸福にするかがテーマになります。

まいさんのゴールは、彼がモラハラをしなくなることではなく、まいさんの幸福感が上がることです。心から幸せで満たされている人に対しては、モラハラはできないのです。
彼に幸せにしてもらうのではなく、まず自分で自分のことを幸せにすることが大切です。

今回のカウンセラー

大羽 莉子 カウンセラー

内閣府認証日本心理専門士協会認定上級心理士、JPA認定アソシエイトファシリテータ、夢分析セラピスト。

離婚を機に心理学に携わり、前職からデザイナーとしての感性も活かして、企業研修の講師やカウンセラーのスーパーバイズなどカウンセリングのみならず多方面で活動中。

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