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生きること
私は、幼少期に父の友人が通うキリスト教教会に通っていました。
当時の私は小学校低学年から中学年程でしたので、キリスト教に関しては、神様やイエス様を信じていたら救われるんだよ。という事と、偶像崇拝(私は神様を仏像などの形にして崇拝する行為がダメだと思っていた)がダメだよという事しか教わった記憶がありません。私はこれを信じ信仰してきました。
暫くして父が教会に通うのをやめた為、私達も通うことは無くなりました。
しかし、近年私が思っていたキリスト教は、ごく一般的に言われる聖書に基づいたキリスト教とは全く違うことを知りました。きっかけは、余命宣告のような怖い夢をみた為です。
私はなにか悪いことをしているのではないかと、あれやこれやと調べに調べ
キリスト教の信仰に行き着きました。そこで私は、戒律などが沢山ある事を知りました。今まで楽しんでやっていた絵を描くこと、や、日本の神様が出てくるゲームや、お話を作ること、神社などを参拝して回ること、も全てダメなことであるような気がして楽しく今まで通り行うことが出来なくなり、元々家庭環境に問題があったために、弱っていた精神の逃げ場を失ってしまいました。
キリスト教では、信じるだけで救われると考えている方もいます。私も今のところはこの考えのままこれからも生きて生きたいです。ですが、嫌なことが起これば私の認識が間違っていたせいだと宗教のせいにしてしまいます。
ずっとこんな考えでいるにも限界が近かったようで、先日心療内科で抑うつ状態であると診断されました。
もうこんなに辛いなら死んでしまおうか、とすら思ってしまう事もあります。
キリスト教教会に足を運んでみては?と言われたこともありますが、怖い夢を見たのは天のお導きで、今好きでやっていることを全てやめなさい、などと言われてしまったら私は私でいられる自信がもうありません。どうすればいいのでしょうか?
2022年5月31日
22歳
女性
佐藤 ゆうじカウンセラーの回答
信じる宗教によって自律できるなら宗教を信じることは大切だと思います。あなたが「余命宣告のような怖い夢をみた」とあるのは、自律しきれずに不安を感じているための表れなのかもしれません。その不安がどこに起因するか、相談内容にあった家庭環境にあるのかもしれません。宗教を信じながらでも自分の理解を深めると良いと思います。自分の成長は家庭環境の影響が大きいことは確かです。親子関係からどんな影響を受けたか、これまで自分の心の履歴に向き合うと良いと思います。
宗教はどの宗教も様々な戒律があります。それはなぜか心理学的にはその元に人の欲望、欲求に着目しています。その欲望がそのまま一人歩きしたら問題が起きますのでさまざまなルール、戒律をつくることになります。でもその戒律を100%守っている人はいるでしょうか。もし、きちんと守るとしたらとても不自由となります。ほど良く守りながらそれが自然に自分の生活の中で生かされ、人として成長することが出来るとしたら、それは一つの生き方だと思います。信じることで「楽しく今まで通り行うことが出来なくなり、元々家庭環境に問題があったために、弱っていた精神の逃げ場を失ってしまいました。」とありますが、宗教から少し離れて、自分はどうなりたいか、どんな生き方をしたいか、考えてみると良いと思います。嫌なことがあれば、宗教のせいにしてしまう、というのを自分に置き換えましょう。自分はどうしたいかを自分に問いましょう。宗教のせいにしてしまうと、堂々めぐりの悩みに発展していきます。思考の中心に「自分」を置き換えましょう。
答えは最後にあります。「私は私でいられる」ここが大切。自律(セルフコントロール)のために以下少し考え、出来ることは行動に移してみましょう。
① 自己理解を深めましょう(自分の長所)
② 将来に向かってどんな生き方をしたいのか、そのために宗教はどのように役に立つか。
③ 自分が楽になるのはどうしたら良いか考えてみてください。もしかしたら、宗教から少し離れることになるかもしれませんが、それも選択肢だと思います。カギは自分が楽になることです。幸せを感じることです。
④ そのために何をしたら良いか、何をしたいかです。
⑤ 何をしたいか、どうなりかが分かればあとは出来ることを無理なく行うことです。
難しくなってしまったかもしれませんが、自分が楽になることがキーだと思ってください。
回答したカウンセラー
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